米国の最強指数であるナスダック系の指数に対する投資についてのご紹介になります。
・攻めの投資をしたいけれども、個別株投資は失敗が多く成長している市場にかけたい方
・ナスダックはいずれ、S&P500の次のスタンダードな指標になると考えている人
・ナスダック系に投資をしたいけれどもどの金融商品に投資すればよいのか知りたい方
ナスダック!私はナスダック市場に連動するETFや投資信託だけに投資すればそれで充分じゃないのかと思うんだけどどうかな??
一概にナスダックに投資するといっても、日本円なのか?ドルなのか?、投資信託か?ETFなのか?と様々な選択肢があるので迷いますよね。
今回は、皆が大好きなナスダックへの投資をする上ではどの金融商品を選ぶべきかをまとめましたのでぜひご確認ください。
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ナスダック(NASDAQ)とは?
ナスダックとは世界最大のベンチャー企業(新興企業)向け株式市場であり、AmazonやApple、Google(アルファベット)、マイクロソフト、フェイスブックといった名だたるIT関連企業(約3000社)が上場しています。正式名称は「National Association of Securities Deals Automated Quotations」といい、この頭文字を取ってNASDAQと呼ばれています。1971年スタートで全米証券業協会が運営するナスダックは、世界初の電子株式市場としても知られています。
ナスダックは株式市場のことを指しますが、指標として見る際には「ナスダック総合指数(NASDAQ Composite Index)」が用いられています。
またナスダック総合指数とは別にナスダック100指数(NASDAQ 100 Index) というものがあります。
NASDAQ総合指数とNASDAQ100指数は全く別の指数です。ナスダック100(時価総額TOP100社)は、ナスダック総合指数(3000社)の約70%程度を占めています。
次にNASDAQ100指数連動で代表的なETFであるQQQと、S&P500指数連動のVOO、ダウジョーズ指数連動のDJIについてここ20年間の株価チャートを表示してみました。
米国の主要株価指数の過去20年間を振り返ってみてると、NASAQ100指数(QQQ)のパフォーマンスの高さが際立っていることがわかります。ハイテク株が中心のナスダック市場の中でも特に時価総額が大きな銘柄が指数の上昇をけん引しているようです。
米国の主要株価指数の株式市場全体に占める割合は以下です。
S&P500指数:80%
ナスダック総合指数:50%
ナスダック100指数:35%
ダウ工業30種平均指数:25%
ナスダック100指数自体は市場全体に占める割合としては3割程度なのですが株価の成長はS&P500やダウ工業30種平均指数よりも2倍大きいことからいかにこのナスダック100指数が相対的に強いのかがよくわかります。
なぜナスダック100への投資が重要なのか?
次にでは、なぜナスダック100への投資が重要なのかをお伝えしたいと思います。
ナスダック100への投資の重要性
ナスダック100指数は、世界の中で最もパフォーマンスが高い指数といってもいいでしょう。普通に成長著しい個別株に投資するよりも、ナスダック100に指数連動する金融商品に投資すれば、大きなリターンを獲得できる可能性は高いと言えます。
NASDAQ100構成企業は、2003年から2019年にかけて、1株当たり利益/売上/配当を22倍/6.5倍/ 40倍に成長させており、S&P500構成企業のデータを大きく上回っています(それぞれ4倍/ 2倍/3.5倍)株価は上下するもののファンダメンタルズに帰着するという原則からNASDA100の底堅い成長力は信頼できる強さだと思います。
NASDAQ100は金融業は一切入っていません。それゆえに金融危機のようなリスクに対しては強いと言えるでしょう。
また他の既存産業銘柄はほぼ入っていません。当然新興企業向け市場ですので当然ですが、ナスダック100の構成銘柄の60%近くはテクノロジー領域ですのでナスダック100はテクノロジー市場銘柄といってもいいでしょう。
世界で最も大きな市場は1にテクノロジー、2にヘルスケアであり、長期的にこの2つを押さえれば成長の波に乗っていくことは十分可能だと思いおます。特にテクノロジーは世界最大の産業でありもはやこの市場が落ちるようでは米国すべての産業が落ち込むといっても過言ではないでしょう。ナスダック100はテクノロジーもヘルスケアも取り込んでいる指数ですので間違いなく成長が約束された投資だと言えます。
ナスダック100系投資先の具体的な候補は?
さて、次にナスダック100系の具体的な投資先をご案内します。今までこのブログでも多くのナスダック100系の投資先をご案内してきましたがその中でのおすすめをここではご紹介したいと思います。
投資信託 | 国内ETF | 米国ETF | |
---|---|---|---|
おすすめNo.1 | iFreeNEXT NASDAQ100インデックス | MAXISナスダック100上場投信(2631) | QQQ(インベスコQQQトラスト・シリーズ1) |
おすすめNo.2 | paypay投信NASDAQ100インデックス | NEXT FUNDS NASDAQ-100®連動型上場投信(1545) | なし |
おすすめNo.3 | なし(おすすめできない) | なし(おすすめできない) | なし |
番外編 | iFreeレバレッジNASDAQ100(通称:大和レバナス) | なし | なし |
楽天レバレッジNASDAQ-100 (通称:楽天レバナス) |
おすすめNo.1:「 iFreeNEXT NASDAQ100インデックス 」 :手数料率が0.495%と比較的安く、他の投資信託に比べて3年という実績があり資産総額も278億円と大きく増加しています。
おすすめNo.2:「 paypay投信NASDAQ100インデックス 」:2021年に設定開始され、管理経費が0.418%と最も安いのが特徴です。
番外編: 「 iFreeレバレッジNASDAQ100(通称:レバナス) 」 「 楽天レバレッジNASDAQ-100 (通称:楽天レバナス) 」
また番外編としては、昨今とても人気を博している「 iFreeレバレッジNASDAQ100(通称:レバナス) 」 「 楽天レバレッジNASDAQ-100 (通称:楽天レバナス) 」 という商品があります。
こちらは、ナスダック100連動商品に対して日連動で2倍のレバレッジをかける商品で成長×2ということで信託報酬は大和レバナスが0.99%、楽天レバナスが0.77%と1%に近いため高いのですがそれに見合う以上のパフォーマンスがでるためとても可能性がある投資信託商品です。
おすすめ.No.1: MAXISナスダック100上場投信(2631)
日本円で購入できることに加えて管理手数料が0.22%と安く(貸株にすれば実質0.12%)ETFであることから日本市場が開いている時間帯は自由に売買ができる柔軟性があります。ドルを持っていなくても日本市場でナスダック100商品を購入できるメリットは大きいですね。
おすすめNo.1: 「 QQQ(インベスコQQQトラスト・シリーズ1) 」
経費率は0.2%と安く、純資産額は1829億ドル(約20兆円)と米国ETFの中でもTOP10に入る人気のETFです。ナスダックにドルで投資する人なら必ず持っているようなETFになります。
今回ご紹介したおすすめNo.1の3つについては 投資信託のiFreeNEXT NASDAQ100インデックス 、国内ETFの MAXISナスダック100上場投信(2631) 、米国ETFの QQQ(インベスコQQQトラスト・シリーズ1) どれを選んでもよいかと思います。ただ日本人として投資がしやすいのは日本円でナスダック100が買える商品であり、かつ購入手数料がかからない iFreeNEXT NASDAQ100インデックスや MAXISナスダック100上場投信(2631) (※証券会社によって金額上限範囲で手数料ゼロ)のどちらかよいのではないでしょうか。ぜひご検討ください。
まとめ:これからの時代に必須の投資先はナスダック100になる
ここまでナスダック100投資について話をしてきましたので最後にまとめたいと思います。
・ ナスダックとは世界最大のベンチャー企業(新興企業)向け株式市場であり、AmazonやApple、Google(アルファベット)、マイクロソフト、フェイスブックといった名だたるIT関連企業(約3000社)が上場している。
・その中でもナスダック100指数に関しては、 米国の主要株価指数の過去20年間を振り返ってみてると、ダウよりもS&P500よりもそのパフォーマンスの高さが際立っている
・ ナスダック100への投資の重要性 は、 ナスダック100指数が世界の中で最もパフォーマンスが高い指数 であり、 NASDAQ100構成企業について並外れてファンダメンタルズが良く、 金融市場の下落リスクや石油・ガス等のコモディティ枯渇リスク、重工業系などのリスクの影響が比較的低いこと言える。
・ ナスダック100系投資先の具体的な候補は、 おすすめを3つ挙げれば、 投資信託であれば、iFreeNEXT NASDAQ100インデックス 、国内ETFであれば、 MAXISナスダック100上場投信(2631) 、米国ETFであれば、 QQQ(インベスコQQQトラスト・シリーズ1) になる。
・日本人として投資がしやすいのは日本円でナスダック100が買える商品であり、かつ購入手数料がかからない iFreeNEXT NASDAQ100インデックスや MAXISナスダック100上場投信(2631) (※証券会社によって金額上限範囲で手数料ゼロ) がよい。
現在の世界のスタンダード分野はテクノロジーであり、そのど真ん中を押さえている指数は間違いなくナスダック100指数だと言えるでしょう。コア投資といえば、全米投資系(VTI等)やS&P500系投資が主流ですが、準コア投資という位置づけでナスダック100投資を考えてもいいのではないかと個人的には考えています。それぐらい今後の将来の成長領域はナスダック100にあり、投資先としては最もハイパフォーマンスな結果を出す割にリスクが低い商品だと言えるでしょう。ぜひポートフォリオの1/4ぐらいには加えたい投資先だと考えています。ご検討ください。
本日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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