CWEBの記事がおすすめな方
「中国のハイテク銘柄に興味があり投資を検討してみたい方」
「ボラティリティが激しいがダウンサイドで仕込むことで大きなアップサイドを狙いたい方」
「中国×レバレッジ2倍という妙味をうまく利用して資産を急拡大させてみたいと考えている方」
この記事を書いている人はこんな人
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中国ハイテクETFの2倍レバレッジ!
なんだかすごく危険なにおいがぷんぷんする(><)
でも底値で買えれば、可能性も2倍以上ありそうで興味があるのよね。
今まで、半導体の3倍、S&P500 の3倍、テクノロジーの3倍といったレバレッジETFを紹介してきたけど、今回は将来の可能性を秘める中国ハイテクに絞った2倍レバレッジETFである「CWEB」について紹介をしたいと思っています。
CWEBとは?
CWEBとは、中国のインターネット関連株に2倍のレバレッジをかけるETFです。
正式名は「Direxion デイリー CSI中国インターネット指数株 ブル 2倍 ETF(CWEB)」といいます。
構成銘柄数は51銘柄で中国を拠点とする、インターネット関連を主要事業とする銘柄を集めた指数「CSI海外中国インターネット指数」の2倍に値動きするように設計されたETFになります。
概要:CWEB
設定日:2016年11月02日
純資産額:1億9778万ドル
経費率:0.95%
セクター別割合: インターネットのコマースやメディアが圧倒的な割合で全体の50%以上がこのセクターですね。オールド企業が国営企業がほとんどですので、現在香港やアメリカに上場しているセクターとなるとネット系が大半を占める割合になるのは自然でしょう。
構成銘柄割合:Wechatのテンセント10%、アリババが9%、デリバリーのメイトゥアン(美団)8%、コマースのJD6%と上位10銘柄で60%以上を占めています。合計51銘柄のため大きな割合で上位10銘柄が占めており、分散性はあまりありません。
CWEBの投資先は、ほぼ中国の有名なインターネット企業で8,9割は占められているといっても過言ではないでしょう。いわば中国版の「GAFAM」パック、「FANG」パックといっても過言ではないでしょう。
下記は、FANG銘柄を2倍レバレッジした商品になります。ぜひご参考までにあわせてお読みください。
CWEBのメリットとデメリット
次にCWEBのメリットについてお伝えしたいと思います。
CWEBのメリット
以前、レバレッジなしの中国株投資ETFである「CXSE」の記事で紹介しましたが中国のニューエコノミーの勢いは米国を越えてはるかに進んでいます。下記の記事も合わせてご覧ください。
スマホ決済、自動運転、人工知能(AI)、ブロックチェーン、ドローン、音声認識など多くのテクノロジーが世界に先駆けて実用化され、社会の仕組みを変えようとしています。
このような期待感の大きさを2倍増しで買えるこのETFは非常に興味が湧くでしょう。
2020年の3月から2021年の2月の約1年間で株価は19ドル付近から1年上昇し続けて最高で105ドルまで値を付けました。
非常にボラティリティが高い銘柄ですが、成長をうまくとっていけば大きな成果を取ることができるでしょう。
逆にCWEBのデメリットについてお伝えしたいと思います。
CWEBのデメリット
中国は政府の力が絶大であり、政府の意向に沿えない企業は潰されてしまう可能性すらあります。
以前は、中国政府によるアリババへの締め付け強化でアリババ株が10%以上暴落することがありました。
中国株はどうしても、このカントリーリスクの影響を避けることができないことがデメリットになります。
下記は、2021年のCWEBの株価チャートになります。
中国不動産会社・恒大集団の影響等により、大幅に中国株は下落をしています。105ドル⇒23ドル付近までー78%と大きく下落をしています。
逓減性とは、何もしなくてもその価値が落ちていってしまうことをいいいます。他のレバレッジ商品と同様に、株価が停滞および下降していくと1日に対するレバレッジが2倍かかりますので、下降する量も3倍になり、どんどんその投資金額は目減りしていってしまうことになります。
CWEBはボラティリティが激しいですね。
実は、CWEBはコロナショック時には最大でもー40%程度の下落で他のレバレッジETFが80%程度の下落をしている中では下落幅は小さかったのです。中国という環境下ではそこまでコロナショックへの影響が軽微だったこともあります。そういった意味では世界の影響よりも中国政府によるカントリーリスクで下がる影響のほうが大きいので注目しなければなりませんね。
CWEBは大暴落に仕込み時なのか?
中国におけるカントリーリスクの問題は大きいにせよ、中国マーケットの大きさと今後の可能性は注目すべきところがあります。もしCWEBが大暴落をしていて株価の価値が安い範囲になるのであれば仕込む時期としては適正だと考えています。下記ではその理由を2つあげておきたいと思います。
1.中国の人口が14億人と世界一であること=世界一の経済成長を秘める
下記は 「世界人口白書2021」 より2021年度の人口ランキングになります
順位 | 国名 | 人口 |
---|---|---|
1位 | 中華人民共和国 | 14億4420万人 |
2位 | インド | 13億9340万人 |
3位 | アメリカ | 3億3290万人 |
4位 | インドネシア | 2億7640万人 |
5位 | パキスタン | 2億2520万人 |
6位 | ブラジル | 2億1400万人 |
7位 | ナイジェリア | 2億1140万人 |
8位 | バングラデシュ | 1億6630万人 |
9位 | ロシア | 1億4590万人 |
10位 | メキシコ | 1億3030万人 |
11位 | 日本 | 1億2610万人 |
国連人口基金(UNFPA)が発表した「世界人口白書2021」によると、2021年の世界人口は78億7500万人。前年に比べて8000万人増加しており、世界の総人口は毎年増加傾向にある。その中でも中国は14億4420万人と世界一でアメリカの4倍と大きな規模を誇っています。
2.世界のGDPは2050年において中国は1位になる
IMF(国際通貨基金)が発表した2021年の世界各国のGDPランキングは以下になる。
順位 | 国名 | 単位(百万US$) |
---|---|---|
1位 | 米国 | 22,675,271 |
2位 | 中国 | 16,642,318 |
3位 | 日本 | 5,378,136 |
4位 | ドイツ | 4,319,286 |
5位 | イギリス | 3,124,650 |
6位 | インド | 3,049,704 |
7位 | フランス | 2,938,271 |
8位 | イタリア | 2,106,287 |
9位 | カナダ | 1,883,487 |
10位 | 韓国 | 1,806,707 |
まだ、中国は2021年ではGDPランキングでは2位ではあるが、1位のアメリカとの差は大きく狭まっていることがわかる。
次に、2050年のランキング ( PwC(プライスウォーターハウスクーパース) 調べ)によると以下になると予想されている。
順位 | 国名 |
---|---|
1位 | 中国 |
2位 | インド |
3位 | 米国 |
4位 | インドネシア |
5位 | ブラジル |
6位 | ロシア |
7位 | メキシコ |
8位 | 日本 |
9位 | ドイツ |
10位 | イギリス |
2021年のGDPランキングでは先進国が上位を占めていたが、2050年のランキングでは新興国が上位を占め、EU加盟27か国が世界GDPに占める割合は10%未満に低下するという。将来の世界経済は、先進国ではなく新興国が牽引していくものと思われます。特に中国は圧倒的に1位となっており、トップランナーになるだろうと考えられます。
中国は現在人口1位14億、2050年にはGDPで1位になると考えれば中国TOP企業が伸びないわけはないと思っています。中国動向はかなり上下に激しい展開が予想されますが長期的にみれば必ずや大きな市場となり株価は上がっていくと考えられます。
まとめ:皆が悲観しているタイミングが最安で仕込むタイミングになる!
ここまでCWEBについて話をしてきましたので最後にまとめたいと思います。
・ CWEBとは、中国のインターネット関連株に2倍のレバレッジをかけるETFです。
正式名は「Direxion デイリー CSI中国インターネット指数株 ブル 2倍 ETF(CWEB)」といいます。
・ CWEBの投資先は、ほぼ中国の有名なインターネット企業で8,9割は占められている。いわば中国版の「GAFAM」パック、「FANG」パックといっても過言ではない
・ CWEBのメリット は、 中国のニューエコノミーへの期待感の大きさを2倍増しで買えることや 2020年~2021年の約1年で+450%の株価上昇率を記録した成長性が期待できる。
・一方で、CWEBのデメリットは、 中国のカントリーリスク(政府介入)が大きい。最大でー84%の下落。及び レバレッジ特有の逓減リスクがあること。
・ 中国は現在人口1位14億、2050年にはGDPで1位になると考えれば 、暴落時にこそ仕込むべきときで長期的にみればいずれは大きな株価上昇を見込むことができる。
株は、皆が悲観しているときが最も仕込むべきときだと言われています。今最も悲観的になっている中国株動向は誰も投資しようとしない時期かもしれません。しかし将来に渡って世界経済の中心になり得ると人口動向やGDP予想からわかるのであれば、ぜひこういった機会にしっかりと仕込んでおいて大きなキャピタルゲインを狙いたいところですね。
本日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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