2022年度 コア資産形成 守りの資産のつくり方(おすすめETF・投資信託を全公開)投資成績の9割は資産配分で決まる!

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この記事がおすすめな方

・個別株ばかりに手を出してしまい、投資成績が悪く、抜け出す方法を知りたい方
・インデックス投資をなぜやらないければならないのかを知りたい方
・暴落時でも守ってくれる資産として候補になる金融商品を具体的に知りたい方

まよい子

米国株投資ってどのように投資したら儲かるんですか? なんか流行りのハイパーグロース株ばかりが目について、皆が買っているから購入したとたんに急落… 投資成績は最悪です(涙)

さんぺぐ

多くの個人投資家の方々は、個別株ばかりに目がいき攻めの投資ばかりをしている方が多いのですがそれでは長期的な投資成績(リターン)は安定しません。今回の記事では、どうしたら投資成績を上げることができるのかを具体的な銘柄選定とその方法までお伝えしたいと思っています。

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目次

投資成績は何で決まるのか? 

皆さん、長期的には、トータルの投資の成績は何で決まるのか?をご存じでしょうか?

決算がいい銘柄に投資すること? みんなが買い漁っているものを買うこと? はたまた 運?

結論からお伝えしますと
投資成績(リターン)の9割は、ポートフォリオのアセットアロケーション(資産配分)できまる!

円グラフのイラスト(立体3)
ポートフォリオ

インデックス投資のパイオニア的存在であるバンガード社が検証した結果、長期の運用成果の寄与度は以下の通りとされています。

運用成果は、ポートフォリオの長期的な資産の組み合わせによって決定づけられる
1.アセットアロケーション:87.9%
2.証券(ファンド)の選択及び市場のタイミング:12.1%
出典:2016年バンガード論文「戦略的アセットアロケーションのグローバルな事例とホーム・バイアスの検証」

株式投資は、上昇局面もあれば、下降局面もあります。また暴騰もあれば、暴落もあるわけです。つまり一つの個別株をもっていればトータルで成績がグワングワンと揺れてしまいます。成長している多くの銘柄を分散して持つ(成長している銘柄資産に割り当てる=資産配分)ことで上昇局面、下降局面も含めてトータルで投資成績を出すことが可能になるというわけです。

さんぺぐ

一つの銘柄で大儲けしてやる!!と意気込む方はすごーく多いのですが、実際のところは複数銘柄に分散投資したほうが投資成績は圧倒的に高くかつ安定することが事実としてわかっています。

守りの資産(コア資産)とは何か?~コア・サテライト投資戦略~

私は投資方針としてはコア・サテライト投資戦略をとっています。
コア・サテライト戦略では、運用資産をコア(中核)とサテライト(衛星)に分け、コアは、「守りの資産」として長期的に安定して運用できる商品を保有し、サテライトは、「攻めの資産」としてコアよりもハイリスク・ハイリターンの商品を保有します。具体的には、堅固なポートフォリオを組むためにコア資産を50%以上持ち、残りをサテライト資産として組むことを推奨しています。

具体的な中身については以下のように私は考えています。

コア資産・・・世界、先進国、米国といった成長している国や地域の株式全体の成長にまるっと投資する株価指数(インデックス)に連動した金融商品に投資した資産。長期的に安定的に持ち続ける資産になります。
◇サテライト資産・・・セクターETF投資、高配当投資、レバレッジ投資、グロース投資、バリュー投資等、コモディティ(金、銀、石油等) コアよりもハイリスク・ハイリターンの商品 であり、リスクをとって市場平均リターンを上回ることを目指すことが重要

さんぺぐ

コア資産はど真ん中に置き、始めは小さな大きな玉も少しずつ膨張させていきどんどん大きな玉に膨らませていくことが重要です。逆にサテライトはその時々によって必要なものを入れ替えして膨らんだものは大きく膨らませることができるようにして、不要なものはバッサリと変えてしまうなど常に市場平均より上回るものを選定していくことが重要ですね。

具体的な守りの資産(コア資産)になりうる候補は?

下記は、今まで私が調べた100以上の金融商品の中から守りの資産(コア資産)になるものとして投資信託とETFを厳選して掲載しました。またすべてこのブログで取り上げた商品です。どれも資産総額が1000億円を超えるものであり(※一部例外ありどれを選んでもコア資産としては同じぐらいパフォーマンスがあげられるものを選んでおります。

投資信託としては、12個をピックアップしており、ETFとしては3銘柄を選んでおります。

スクロールできます
投資先投資信託1位投資信託2位投資信託3位投資信託:番外編ETF
世界株投資eMaxis Slim全世界株式(オールカントリー)楽天全世界株式インデックスファンド楽天VT)SBI・V・全世界株式インデックスファンド

SBI全世界株式インデックスファンド(雪だるま)
VT (バンガード・トータルワールドストック インデックスファンドETF)
先進国株投資eMaxis Slim先進国インデックスファンドニッセイ外国株式インデックスファンドたわらノーロード先進国株式野村スリーゼロ先進国株式
米国株投資(全米投資)SBI・V・全米株式インデックスファンド(※)楽天全米株式インデックスファンド(楽天VTI)USA360(※)VTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)
米国株投資(S&P500  eMaxis Slim S&P500SBI・V・S&P500VOO(バンガードS&P500インデックスファンドETF)

世界株投資を選ぶ場合

全世界株投資はGAFAM率が10%程度であり、米国依存率は60%程度です。世界47か国8000銘柄近くに投資をしていることもあり最も分散性が高くリスクの低い投資法と言えるかと思います。

投資信託でおすすめNo.1は「 eMaxis Slim全世界株式(オールカントリー) 」です。理由は、純資産額が1742億円と最も高くて手数料率も0.1%と比較的安いことが理由です。ETFでは「VT (バンガード・トータルワールドストック インデックスファンドETF)」をおすすめとして挙げております。こちらは、経費率が0.08%と安いです。

投資信託でおすすめNo.1   eMaxis Slim全世界株式(オールカントリー)  

投資信託でおすすめNo.2   楽天全世界株式インデックスファンド楽天VT)

投資信託でおすすめNo.3 SBI・V・全世界株式インデックスファンド , SBI全世界株式インデックスファンド(雪だるま)

先進国投資を選ぶ場合

先進国投資はGAFAM率が15%程度と全世界株よりもやや高く、米国依存率は70%程度です。日本を除く先進国22か国1300銘柄近くに投資しています。先進国の成長性にかけるといったところが大きいでしょうか。

投資信託でおすすめNo.1は 「 eMaxis Slim先進国インデックスファンド 」です。理由は、eMAXIS Slim先進国は、 eMAXIS Slim シリーズが受益者還元型信託報酬という仕組みを導入してることもあり、純資産総額(投資信託の運用資金)が大きくなるほど、運用コストが安くなることもあり、 ニッセイ外国株式インデックスファンド よりも純資産額が急速に増えている eMAXIS Slim先進国 はこれから大きく伸びていく可能性が大きいと判断しています。ETFについてはおすすめはございません。

投資信託おすすめNo.1eMaxis Slim先進国インデックスファンド

投資信託おすすめNo.2ニッセイ外国株式インデックスファンド

投資信託おすすめNo.3たわらノーロード先進国株式

米国株投資を選ぶ場合

米国株投資は、GAFAM率が20%程度世界の中では米国が最も成長率が高く株価の上昇もNo.1であり投資先としては最有力候補となります。

米国株投資においてコア投資になる先は2つあり、全米株(大型中型小型すべて含む)を選ぶのか全米の85%をカバーする大型企業500企業への投資であるS&P500連動株を選ぶのかになります。おすすめは、全米系のインデックスファンドです。中小型株も含んだほうがパフォーマンスはいいと言われています。ただしS&P500系のインデックスファンドであってもそこまで成績は大きく変わりません(差は小さい)のでどちらを選んでも問題はないでしょう。

全米系投資インデックスファンド


全米系投資の投資信託でおすすめNo.1は「 SBI・V・全米株式インデックスファンド 」になります。
全米系投資のETFでは、「VTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)」になります。

投資信託でおすすめNo.1: SBI・V・全米株式インデックスファンド

SBI・V・全米株式インデックスファンド は2021年に始まったばかりで新しい投資信託になりますが、手数料率が1%を切るコストの安さで今後全米を積み上げることができおすすめです。

投資信託でおすすめNo.2: 楽天全米株式インデックスファンド(楽天VTI)

ETFでおすすめ:VTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF) 」

S&P500系米国投資インデックスファンド

S&P500系投資の投資信託でおすすめNo.1は 「 eMaxis Slim S&P500 」 です。
S&P500系投資のETFでは、「 VOO(バンガードS&P500インデックスファンドETF) 」になります。

投資信託でおすすめNo.1:「 eMaxis Slim S&P500

eMaxis Slim S&P500 は、手数料率が1%未満であり、資産総額がすでに6000億円を超える金額でインデックスの投資信託の中でも王者というほど人気度です。

投資信託でおすすめNo.2: SBI・V・S&P500

ETFでおすすめ:「 VOO(バンガードS&P500インデックスファンドETF)

さんぺぐ

世界投資を選ぶのか、先進国投資を選ぶのか、米国投資を選ぶのかは、個人が考えるリターンとリスク次第のところがあります。ただし、言えることは世界投資も、先進国投資も米国が50%以上含まれており、米国を外すことはできないほど、米国1国のパフォーマンスは株式市場では最も大きいです。私としては、現在の状況下で投資を集中するならば、米国株投資が最も最適な候補だと考えます。

どのような方法で守りの資産を形成していくべきか?

さて、投資すべき金融商品がきまったらあとは、投資手法について重要なことは、非課税かつ長期なものからはじめて課税でもお得なものやいいタイミングの順番で投資をするのがよいかと考えています。 

候補としては以下の活用や方法を推奨します。

1.<非課税>iDecoの活用

投資を通して個人で貯蓄する年金をつくるiDecoについては、60歳以降に、一時金または年金として受け取ることが可能です。現役時には、所得控除に利用でき、所得税を減らすことができ、60歳以降に受け取る際に売却時の税金は非課税になります。人生100年時代の今は、自分で60歳以降のお金を作っておくことは大きな増える貯金だと言えるでしょう。


2.<非課税>NISA・積立NISAの活用

NISAや積み立てNISAは株式投資や投資信託などで得た利益が非課税になる個人投資家向けの税制優遇制度です。全国民が利用できる非課税制度であり絶対に利用したい制度です。NISAは5年間が非課税であり、つみたてNISAは20年間非課税です。長期で積立をするならばつみたてNISAがおすすめです。

3.<非課税>ジュニアNISAの活用(2023年末まで)

NISAのジュニアバージョンであり、子供の教育資金のためにつくられた 税制優遇制度 です。今までは18歳以降でないと非課税にならない制度でしたが、現在は税制改正されて2024年度以降はいつでも非課税で解約が可能となっています。ただし、子供がいる方で2023年までしか利用できない制度ですのでお早めに利用しましょう。


4.<ポイントお得>カード積立投資

楽天証券で5万円までクレジットカードを利用して投資信託を購入するとその金額の1%がポイントとしてキャッシュバック(500円)されます。またSBI証券でも同様に5万円まで クレジットカードを利用して投資信託を購入すると その金額の0.5%~1.5%がポイントとしてキャッシュバックされる方法がスタートしています。このような方法を利用することで単に株を購入するだけではなく、ポイントというお得なお金の価値に変わるものを獲得することで利益を得られる手段を利用するとよいでしょう。


<安いタイミング>暴落時の一括投資1週間で-5%から-10%下落)

守りの資産(コア資産)については基本的には、積み立てで定期的に購入することが望ましいのですが、もし 1週間で-5%から-10%下落 するような暴落するタイミングがあれば、一括で買うことで大きくコア資産を増やすことが可能です。<毎月つみたて+暴落時に一括>という方法で株を購入することで盤石な資産形成をすることが可能になります。

まとめ: 長期・分散・積立の3原則 でコア資産を形成しよう!

ここまで米国株投資の守りの資産(コア資産)運用方法について話をしてきましたので最後にまとめたいと思います。

まとめ

投資成績(リターン)の9割は、ポートフォリオのアセットアロケーション(資産配分)できまる!
投資方針としてはコア・サテライト投資戦略がおすすめ。
運用資産をコア(中核)とサテライト(衛星)に分け、コアは、「守りの資産」として長期的に安定して運用できる商品を保有し、サテライトは、「攻めの資産」としてコアよりもハイリスク・ハイリターンの商品を保有する
具体的な守りの資産(コア資産) は、世界株投資インデックスファンド先進国投資インデックスファンド米国株投資インデックスファンドの3つの投資先がおすすめ。その中でも最もパフォーマンスを出しているのが、米国株投資インデックスファンドになる。
守りの資産 (コア資産) を増やす方法は、 1.<非課税>iDecoの活用2.<非課税>NISA・積立NISAの活用3.<非課税>ジュニアNISAの活用(2023年末まで)4.<ポイントお得>カード積立投資<安いタイミング>暴落時の一括投資1週間で-5%から-10%下落) の5つが挙げられる。

さんぺぐ

守りの資産(コア資産)を増やしていくには長期・分散・積立の3原則が最も重要になります。この守りの資産をしっかりと作ることができればそれを基盤に様々な投資にチャレンジしていくことが可能になります。

しかし多くの方は、 すぐに早く儲けたくてコア資産を創らずにハイパーグロース株投資やレバレッジ投資など個別株ばかりで攻めるサテライト投資をしてしまう方々が非常に多いのです。

オハマの賢人といわれたウォーレン・バフェットの名言があります。
「ゆっくりとお金持ちになることはじつにかんたんだ。しかし、すぐにお金持ちになるのは難しい。」
“It’s pretty easy to get well-to-do slowly. But it’s not easy to get rich quick.”


最終的にお金持ちまでいかなくとも、お金に困らない状態になるためには最も信頼できるインデックスファンドをゆっくりと長期・分散・積立して守りの資産(コア資産)を築いていくことが重要なのです。

さんぺぐ

本日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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