VYM 高配当ETF 構成銘柄400銘柄に分散 高利回り3.04% 1年で34%成長 定期的な高配当なインカムゲインと右肩成長でキャピタルゲインのダブルGET!

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配当生活不労所得生活FIREを目指している方
・配当金に加えて、株価の成長による利益も得たいと考えている方
バランスよく分散して高配当な株を持つことで安定したいと考えている方

まよい子

夢の配当生活!働ないで配当だけで生活ができちゃう!そんな生活を早く築きたなー 高配当な個別株?はちょっと怖いんだよね。ボラティリティが高いし、本当に上がっていくのかどうか。だから、安心してチャリンチャリンお金が定期的に入ってきながら最終的なキャピタルゲインも手に入れられるそんな金融商品が欲しい!!

さんぺぐ

定期的に配当がもらえて、かつ安定しながら成長してキャピタルゲインももらえる!そんな夢のような金融商品が米国株ETFのVYM(Vanguard High Dividend Yield ETF) なんです。配当利回りが3%前後でかつ400銘柄に分散投資している安心感は大きいですよね。今日はそんな魅力的な銘柄であるVYMについて解説したいと思います。

目次

1.VYMとは?

VYMの正式名称は、「バンガード・ハイディビデンド・イールドETF(Vanguard High Dividend Yield ETF)」といいます。

約400銘柄に分散投資しており、構成セクターは、不動産を含まず金融、ヘルスケア、生活消費財を中心に時価総額配当金の高い銘柄を組み入れています。

VYMの概要
・運用開始日 2006年11月10日
・総資産額:約4兆1800億円(380億ドル)
・経費率:0.06%
配当利回り:3.04%
・国別投資割合:米国株100%

・セクター別割合:金融が22%、生活消費財が14%、ヘルスケアが13%50%以上がこの3セクターで占められています。※不動産株は含みません。


・構成銘柄別割合:JPモルガン 3%,J&J が3%,ホームデポが2%と上位3銘柄でもそれほど大きな割合は占めていません。時価総額加重平均を採用していることもあり、かなり割合は分散されていますね。

さんぺぐ

VYMの特徴は、セクターが金融、生活消費財、ヘルスケアと大きく安定的なカテゴリーで形成されており、また銘柄を見ても収益が安定しているオールドエコノミー寄りなのので固められています。テクノロジーが10%入っていますが、他のインデックス系でのGAFAMの上位を占める割合は低く比較的ディフェンシブな銘柄群で構成されていることがよくわかるでしょう。

2.VYMの魅力とは?

VYMの魅力について、下記に3つのポイントをまとめました。

VYMの魅力とは?

ポイント1.比較的高配当でありながら、株価が中長期的に成長している

配当利回りが3.04%ということで、VTI(全米株式ETF)、VOO(S&P500連動ETF)が1.7%〜2.5%程度であるのに対して比較的高い利回りです。また株式のパフォーマンスは直近1年で34.44%、5年で12.24%と高いパフォーマンスを出しています。

下記は、過去5年のVYMのチャート図です。右肩上がりですね。

VYM:青色


ポイント2.景気回復時期(業績相場)の伸びが大きい。

残念ながら、ショック時からの回復には、コロナショック時は11か月。さらにリーマンショック時は4年でショック前の状況まで戻りました。ただし、その後の景気回復による上昇局面では長期に渡って株価が伸びて成果を出しています。銘柄が金融、生活消費財、ヘルスケアが中心であることで景気回復局面での伸びが強い理由がよくわかります。


ポイント3.経費率が安いことから長期投資に向いている

経費率が0.06%とたいへん安く抑えられています。長期でもっていても損はしない経費率ですので、長期保有してインカムゲインを得ながら、キャピタルゲインも狙っていきたいですね。

さんぺぐ

VYMの魅力は、高配当でありながら、長期的にも成長していく部分であり、また銘柄が金融、生活消費財、ヘルスケアディフェンシブ銘柄であることから景気回復時には勢いよく上昇していくことが見込まれます。また金利が上昇してインフレになったとしてもこのセクターにとっては好材料ではあるため逆金融相場にも強いのでそうした局面では伸びていくと思われます。

3.VYMは、ETFで買うべきか?投資信託で買うべきか?

実は、VYMには日本円で購入可能な投資信託バージョンもあります。
VYMの投資信託バージョンとして、楽天証券が運用する楽天VYM(楽天米国高配当インデックスファンド)と2021年6月から新しく誕生したSBI証券が運用するSBI・VYM(SBI・V・米国高配当株インデックスファンド)がございます。
今回はこれらのVYM投資信託と合わせてS&P500の代表格であるeMAXIS Slim S&P500も含めて比較したいと思います。

ETF
VYM
投資信託
楽天VYM
投資信託
SBI VYM
投資信託
eMaxis slim S&P500
投資対象銘柄数400銘柄 400銘柄 400銘柄500銘柄
経費率(or信託報酬)0.06%0.192%0.1238%0.0968%
分配金の有・無あり:3.04%なし(再投資)なし(再投資)なし(再投資)
特徴ドルで購入が必要だが  
分配金がもらえる
日本円で
100円から購入は可能  
日本円で
100円から購入は可能  
日本円で
100円から購入は可能  

分配金がもらえるのは米国株ETFのVYMのみ!

さらに、下記、VYMと VOO(投資信託ではeMaxis Slim S&P500)をチャートで比較しました。

VYM(青色)、VOO(緑色)

結果は、VOOとVYMは2019年頃まではほぼ同じでしたが、それ以降はVOO(S&P500)のほうが勝っている!

結論:VYMは、ETFがいいのか?投資信託がいいのか?

VYMで、分配金が欲しいのであれば、投資信託ではなく、ETFのVYMが良い

分配金が必要なく、自動的な配当再投資で高いパフォーマンスを求めたいのであればeMAXIS Slim S&P500が良い

eMAXIS Slim S&P500については下記の記事にて合わせてチェックしてください。

さんぺぐ

楽天VYMやSBI VYMは素晴らしい投資信託の商品ですが、そもそも分配金が出ないということであるならば、高配当株を持つ必要はないのかもしれません。
複利の力を信じて、再投資を目指していくのであれば、王道の全世界や先進国、全米、S&P500に関係する商品をもつことが懸命だと思います。

まとめ:投資を継続するコツの一つは”配当金”をもらえる喜びである

ここまで、VYMについて話をしてきましたが、最後にまとめたいと思います。

1.VYMの正式名称は、「バンガード・ハイディビデンド・イールドETF(Vanguard High Dividend Yield ETF)」といいます。約400銘柄に分散投資しており、構成セクターは、不動産を含まず金融、ヘルスケア、生活消費財を中心に時価総額配当金の高い銘柄を組み入れています。
2.VYMの魅力は、
  ポイント1.比較的高配当でありながら、株価が中長期的に成長している
  ポイント2.景気回復時期(業績相場)の伸びが大きい。
  ポイント3.経費率が安いことから長期投資に向いている
3.VYMは、ETFで買うべきか?投資信託で買うべきか?は、結論は、分配金を目的するのであれば、ETFを持つべきである。

さんぺぐ

VYMは、景気連動をしやすい、世の中の景気が上昇していくと連動して、株価が高くなっていく傾向の強い銘柄だと思います。ハイテク系のグロース株銘柄とは違い、業績と連動していく相場ではどんどん上昇をしていく銘柄ですので、その波に乗っていけるといいですね。またなぜ再投資すればいい配当金を現金としてもらうのかについてですが、私の考えとしては、インデックスで積み立てていくだけではあまりにもツマラナイもので年に何回かもらえる配当金ものを投資を継続していく上でのモチベーションの一つにできるのであれば、ぜひその喜びは持つべきだと私は考えます。仕事以外で収益を得られるというのは人間の本能として喜びであり、ぜひそういう側面も必要な一部なのではないでしょうか。ぜひご検討ください。

さんぺぐ

本日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。

最後に米国株で配当金を貰う上では税金の問題は避けて通れません。米国の配当金税金(外国税額控除)について下記の記事で詳しく解説をしていますのでぜひ目を通してみてください。

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