VIG 米国増配株式ETF 10連続増配 構成銘柄247銘柄に分散投資 好配当利回り1.83% 毎年増配でミドル配当、ミドルリターンを狙える!

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この記事がおすすめな方

・配当生活にあこがれ、不労所得を獲得したいと考えている方
・高配当にするために無理のある配当率の高い銘柄で構成されたものは考えたくない方
・長期にわたって配当が増えていくようなETFを探している方

まよい子

最近、一部の高配当ETFは減配が続いているものもあり不安定ですね。私としては配当率を高めるために無理に優良でない高配当な銘柄を組み込むのではなくて、連続増配しているような企業だけで少しずつ配当が上がっていくものがよいんですよね。そんなETFがほしいです!

さんぺぐ

10年以上連続増配を続けており、安定的に株価を成長させているのがVIGバンガード・米国増配株式ETF)」です。VIGは、セクターとしてテクノロジー、資本財、ヘルスケアを高い割合で投資をしており、長期的に安定的な利益を生み出す部分がコアになっています。今回は長期的に配当を増配させていく増配ETFの「VIG」について解説します。

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目次

VIGとは?

VIGの正式名称は、「バンガード・米国増配株式ET」といいます。VIGは10年連続増配と財務健全性に着目し、テクノロジー、資本財、一般消費財、ヘルスケアといったセクターに分散された約247銘柄から構成されています。

VIGの概要

運用会社:バンガード
設立日:2006年4月27日
資産総額:6兆5千億円(591億ドル)
経費率:0.06%
配当利回り:1.83%
国別割合:米国100%
セクター別TOP10割合:テクノロジー19%弱、資本財18%、ヘルスケア15%、一般消費財15%とこの4セクターで60%を超えています。この上位4~6つのセクターの入れ替わりは激しく、ほぼ均等にこのあたりに集中して投資をしていますね。

構成銘柄TOP10割合:JPモルガン4%、マイクロソフト4%弱、J&J4%弱、ウォルマート3%、ユナイテッドヘルス3%弱、VISA3%と歴史のある有名企業ばかりですね。全銘柄は約247銘柄程度で、連続増配&財務健全性のある銘柄ですので厳選されたものばかりです。
ただし、エネルギーと不動産については構成銘柄にはいれていません。

さんぺぐ

VIGはなにより資産総額が約6兆円(591億ドル)とかなり大きいですね。多くの方において人気の銘柄であることは確かでしょう。また構成銘柄のセクターはテクノロジーとその他の、資本財、ヘルスケア、一般消費財がバランスよく構成していますね。上位10銘柄でも31%程度と、どこか一つの銘柄が突出しているというよりも、200銘柄が広く分散されている印象です。つまりそれは安定感をもたらしているということが言えますね。

VIGの魅力(メリット)とリスク(デメリット)について

次にVIGの魅力(メリット)とリスク(デメリット)についてお伝えします。

VIGのメリット

・毎年増配しており、増配率が高いので将来的に高配当ETFになる可能性が高い

下記は、VIGの増配率と年間分配金について2011年から2020年までをグラフで表したものです。 2013年を除き、ほぼ毎年増配率はプラスで推移しており、年間分配金も毎年増加の一途をたどっております。このまま増配を続けていけば、高配当なETFに将来的にはなる可能性が高いです。

・経費率が低く(0.06%)株価上昇が見込めて長期保有に最適であること

経費率は、0.06%と非常に安く抑えられています。高配当ETFのVYMと同じですね。また株価は、2006年からリーマンショックを乗り越えて、コロナショックを乗り越えて+67%と一貫して上昇を続けています。

次にVIGのリスク(デメリット)についてお伝えします。

VIGのリスク(デメリット)について

VIGのリスク(デメリット)高配当ETF(2%以上)ほどの配当利回りに至らず、トータルリターンではVOOには負ける。

10年後といった長期視点では、高配当株になる可能性は高いですが、すぐに配当金がほしいという方は今までご紹介してきたVYM(2.45%),SPYD(6.11%),HDV(3.28%)がおすすめになります。また成長性は高くとも、S&P500ETFのVOOにはトータルリターンではかないません。

さんぺぐ

VIGは高配当ETFでもなく、S&P500ほどのリターンはないことからミドル配当、ミドルリターンを狙うETFといってもいいかもしれません。10年後の将来には高配当ETFになる可能性は高いですのでその実現を信じて長期的に持ち続けるというのはよい方法かもしれません。

VIGを 高配当ETFのSPYD、VYM、HDVと比較する

次にVIGについて、その他の高配当ETFのSPYD,VYM,VIGと比較をしてみました。

SPYDHDVVYMVIG
正式名称SPDR ポートフォリオ
S&P 500 高配当株式ETF
iシェアーズ
コア米国高配当株 ETF
バンガード
米国高配当株式ETF
バンガード
米国増配株式ETF
配当利回り6.11%3.28%2.45%1.83%
経費率0.07%0.08%0.06%0.06%
投資銘柄数
と割合方式
80
(均等分散
75
(時価総額加重平均)
400
(時価総額加重平均)
247
(時価総額加重平均)
設定日2015/10/212011/3/292006/11/102006/4/21
純資産額47億ドル71億ドル380億ドル591億ドル
主力セクター金融、エネルギー、公益事業エネルギー、ヘルスケア、金融、生活消費財金融、生活消費財、ヘルスケア資本財、生活消費財、ヘルスケア、テクノロジー、金融
特徴S&P500銘柄で
金融に偏り(40%)のある有名でない
高配当なオールドエコノミー銘柄
財務健全性のある
ディフェンシブな
オールドエコノミー銘柄
収益安定の大型で有名な  
オールドエコノミー銘柄
10年以上の連続増配実績を持つ銘柄
不況時(年間)減配あり減配無減配無減配無

VOO:水色 VIG:緑色 VYM:黄緑 SPYD:水色 HDV:紫色

さんぺぐ

VIGを他の高配当ETFと比較するとパフォーマンス面では最も高い結果を出しています。またETFの規模として純資産額が591億ドルというのは圧倒的な大きさですね。銘柄も10年連続増配株で固められていることでディフェンシブな堅実な成長が見込めるかと思います。

まとめ:景気後退や金融危機などに強い!ミドル配当、ミドルリターンで長期投資を実現!

さて、ここまで話をしてきたVIGについてまとめたいと思います。

まとめ

1.VIGの正式名称は、「バンガード・米国増配株式ET)」といいます。VIGは10年連続増配と財務健全性に着目し、テクノロジー、資本財、一般消費財、ヘルスケアといったセクターに分散された約247銘柄から構成されています。

2.HDVのメリットは、毎年増配しており、増配率が高いので将来的に高配当ETFになる可能性が高く、経費率が低く(0.06%)株価上昇が見込めて長期保有に最適であること。デメリットは、高配当ETF(2%以上)ほどの配当利回りに至らず、トータルリターンではVOOには負ける。

3.VIGを他の高配当ETFと比較するとパフォーマンス面では最も高い結果。ETFの規模として純資産額が591億ドルというのは圧倒的な大きさになるため、長期的に安心して投資をし続けられるETFだと言えるでしょう。

さんぺぐ

VIGは、金融やIT(情報技術)の構成比率が低いことから、景気後退や金融危機などに強いことです。チャートのパターンとしては、ほぼS&P500のVOOと変わりません。とはいえ、長期的にディフェンシブに投資をしたいという時には活用できるETFです。
VIGは、2006年に開始され、約15年の歴史があります。その間にリーマンショックとコロナショックという二つの暴落をくぐり抜けて純資産額が591億ドルと大きな規模のETFになりました。配当を受け取りつつ、成長もとっていきたいという方はぜひご検討してみてください。

さんぺぐ

本日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。

最後に米国株で配当金を貰う上では税金の問題は避けて通れません。米国の配当金税金(外国税額控除)について下記の記事で詳しく解説をしていますのでぜひ目を通してみてください。


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