2021年値上げ!ほぼ義務の「火災保険」は安くできるのか?

  • URLをコピーしました!
こんな方におすすめの記事

・火災保険になぜ入る理由を知りたい方
・火災保険の適用範囲や内容を知りたい方
・どうしたら火災保険料を安くできるのか?

さんぺぐ
さんぺぐ

こんにちわ! 1%の行動があなたの未来をかえる さんぺぐ です。
火災保険は年々、保険会社各社で値上げされてこれから契約を考えている方は焦りますよね。この記事を読めば、火災保険に入る理由を知ることができ、内容を知って、どうすれば火災保険料を安くすることができるのかを知ることができます。

目次

2021年値上げ!ほぼ義務の「火災保険」は安くできるのか?

1.火災保険とは? 対象と補償の範囲?

火事のイラスト(マンション)

火災保険とは「火災や落雷、風水害などの事故によって生じた建物や家財の損害を補償する保険」です。

注意事項1.火災や落雷、風水害などの事故ですので、地震による火災、風水害は含みません。
注意事項2.建物=建物本体、門や塀、車庫、物置など「建物に付帯していて動かせないもの」

      家財=家具、家電製品、衣類など「建物の中にあり動かせるもの」

火災保険の対象範囲と補償範囲とは?

火災保険の対象範囲

・対象範囲は、「建物」と「家財」と「建物+家財」の3つから選択することが可能です。
※保険の対象を「建物のみ」にした場合、家財が損害を受けたとしても補償を受けられません。

火災保険の補償内容

●火災
失火やもらい火による火災の損害の補償
例:火災により住宅が燃えてしまった等

●落雷
落雷による損害の補償
例:雷が落ちて家電製品がショートした等

●破裂・爆発
破裂や爆発による損害の補償
例:漏れたガスに引火して爆発が発生した等

●風災・雹災・雪災
風・雹・雪などによる損害を補償
例:強風で窓ガラスが割れた、割れた窓ガラスから雨が吹き込み家電製品が使えなくなった等

●水濡れ
漏水などによる水濡れの損害を補償
例:給排水設備の故障により部屋が水浸しになった、マンション上階からの水漏れで部屋が水浸しになった等

●水災
台風や集中豪雨による損害を補償
例:大雨で床上浸水してしまった等

●盗難
盗難にともなう、盗取・損傷・汚損による損害を補償
例:泥棒に鍵や窓ガラスを壊された、泥棒に現金や家電製品を盗まれた等

●騒擾・集団行為等にともなう暴力行為
騒擾や集団行為による暴力・破壊行為の損害を補償
例:労働争議に巻き込まれて家を壊された等

●建物外部からの物体の落下・飛来・衝突
建物外部からの物体による損害を補償
例:家に車で突っ込まれた、飛んできた野球ボールに窓ガラスを割られた等

さんぺぐ
さんぺぐ

火災保険の対象範囲は、「建物」だけでもいいのかと思います。「家財」は老朽化も速いので本当に高価な家具がない限りは必要ないのではないでしょうか。
火災保険の補償内容は、「火災」と名前はついていますが、かなり広範囲ですよね。ただし、地震による火災、風水害は含みません。以前、地震保険について「3人に1人は加入!地震大国日本で地震保険は本当に必要なのか?」お伝えしていますのでもしよろしければ合わせてお読みください。

あわせて読みたい
3人に1人は加入!地震大国日本で地震保険は本当に必要なのか? さんぺぐ こんにちわ!いつも迷いの中に光を見つける40代のさんぺぐです。さて、今日は地震保険について。日本は、1995年阪神淡路大震災、2005年福岡県西方地震、2007年...

2.昨今の火災保険料の値上げの背景は?

さて、昨今の火災保険の背景は、「火災・落雷・破裂・爆発」による保険金の支払額は毎年ほぼ横ばいの一方で、風やゲリラ豪雨、豪雪といった「風災・ひょう災・雪災・水災」といった自然災害による支払額は増加傾向にあることです。

下記は2017年度までの火災保険における「保険金支払い」の推移となっています。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-25.png
さんぺぐ
さんぺぐ

毎年のように台風が来て、全国各地で被害は発生していますよね。
自然災害は、温暖化の影響もあって今後も引き続き広がり続ける可能性が高そうです。自然災害による保険金の支払いが増加傾向にあることで、当然、支払う保険金が足りなくなり火災保険料の増大につながっているのです。

3.火災保険の必要性は? なぜ火災保険に入る必要があるのか?

火災保険については必要なのか不要なのか?その点について整理してみました。

火災保険は不要論と必要論

■火災保険の必要論
住宅ローンの契約において、火災保険への加入が必須のため
(火災や自然災害で住宅を失うなどした際に、住宅ローンの返済が滞らないようにするため)
賃貸住宅を借りる際に、火災保険(家財のみ)に加入することが前提条件になる場合
・注文住宅した家で建物自体に大きなお金がかかっている場合
・隣家からのもらい火で火災が発生した場合(失火責任法で火災を起こした側は補償しない)

■火災保険の不要論
・家は、土地代金が多くを占めていて建物自体の代金は安く自己負担で復旧可能
・ハザードマップ上において風災・ひょう災・雪災・水災等の自然災害の被害にあわない場所に住んでいる

さんぺぐ
さんぺぐ

実は、火災保険の加入は義務ではなく任意になります(法律上義務付けられていません)しかし、結局、住宅ローンを組む際に、部屋を借りる際には必要条件になってしまうのです。
では、この火災保険の不要論はどのように生かすべきかといえば、この点が保険料を安くする部分につながります。

4.火災保険を安くする方法とは?

Woman, Thoughtful, Pensive, Young, Face, Caucasian

さて、火災保険については保険会社の支払額が増えていることでリスク回避の方向に年々進んでいます。2015年10月には最長36年長期での一括割引支払いがなくなり、2018年頃から次々と相次いで保険会社での保険料の値上げが始まっています。

以前と比べて自然災害が多く発生するようになり、保険会社が長期の収支予測をすることが困難になったからです。

2018年6月損害保険料率算出機構 参考純率 平均5.5%引き上げ
2019年10月東京海上日動・損保ジャパン・あいおいニッセイ同和損保・三井住友海上 値上げ
2019年10月損害保険料率算出機構 参考純率 平均4.9%引き上げ
2020年1月セコム損保 値上げ
2020年4月楽天損保 値上げ
2020年10月AIG損保 値上げ
2021年1月東京海上日動・損保ジャパン・あいおいニッセイ同和損保・三井住友海上・ソニー損保 値上げ

では火災保険料を安くするためにはどうすればいいのでしょうか?

火災保険料を安くする方法

1.10年の長期契約で一括払いにする

35年での長期一括割引払いはなくなりましたが、10年での長期一括払いはございます。
可能な限り長期にすることで割引のある保険料にすることが可能です。一括で10年分支払う事が難しい場合は、1年毎の更新ではなく、5年間毎の更新にするだけで保険料が割引になります。

2.補償内容から水災の自然災害を除く


もう一つは、最も火災保険料を高くしている要因である「水災」の補償を外すのが効果的です。市区町村で発表している洪水ハザードマップを確認して、浸水の危険が無い場合には「水災」補償を外すことで保険料が大きく安くなります。

さんぺぐ
さんぺぐ

家に住むうえで必要条件になる火災保険は、可能な限り安くしたいですよね。
家を決めてしまったあとでは遅いのですが、家をまだ決める前であるならば、自然災害の影響を受けそうにない場所を選ぶことも大事ですね。事前に洪水ハザードマップ等は確認しておくと心強いかと思います。

まとめ:体験談 水災を外したら保険価格が1/5の価格になった

さて、ここまで火災保険についてこの記事では背景も含めて詳しくお伝えしてきました。

まとめ

1.火災保険とは「火災や落雷、風水害などの事故によって生じた建物や家財の損害を補償する保険」 火災保険といっても補償内容は多岐に渡る。
2.昨今の火災保険料の値上げの背景は自然災害が多く発生するようになり、保険会社が長期の収支予測をすることが困難かつ保険金の支払いが増えたことで負担増で値上げとなった。
3.火災保険の必要性は、住宅ローンの契約賃貸住宅を借りる際に必要条件となっているから
4.火災保険料を安くするためには、「10年の長期契約で一括払いにする」「補償内容から水災の自然災害を除く」である。

さんぺぐ
さんぺぐ

私が火災保険に入っている理由は、最も大きな理由は、住宅ローン契約において必要条件だったことです。
実は家自体については80%が土地代金であり、20%が建物になります。建物に関してはおよそ10年で半額以下になることもあり、建物価格よりも現預金をもっていれば自己で復旧できる金額があるため本当は不要でした。
ただ、入るからには可能な限り安くと洪水ハザードマップ上では安全だったので、補償内容から「水災」を除いたところ保険料は1/5になりました。

この火災保険は家が燃えなくても使える部分が特徴です。例えば、雷で家のインターフォンが壊れた(ショートした)ことがあり、申請したところ修理費用の3万円程の補償が全額でました。

ぜひ皆様もうまく火災保険に入り、活用できるように検討してみてください。

もしよければ応援クリックをお願いします。
皆様の投資にお役に立てる記事を書きます。


にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村

米国株ランキング

FC2 Blog Ranking
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次