住宅ローン契約は「金融×生活インフラ」時代になる。「auじぶん銀行」はスマホ契約&電気契約で住宅ローン金利最安の0.31%の住宅ローン金利を実現!

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この記事におすすめの方

・今、家を住宅ローンを利用して購入しようと思っている方
・様々な住宅ローンを選ぶために、今の時代の動向を知りたい方
・住宅ローン提供会社はどんなことを考えているのかを知りたい方

迷える子羊
迷える子羊

住宅ローンを借りたいけれども、どこが一番いいの?今までは住宅ローン×保険(がん保険付帯)なんて言われていたけれども それだけじゃ古い??

さんぺぐ<br width=

住宅ローンの金利は変動金利で0.3%台というのですから歴史的な低水準な状況です。また低金利競争にも限界が来ている中で、競争激化で保険などのオプションを当然のように付帯したりしています。
2020年11月30日に、auじぶん銀行がでんきやスマホ契約もセットで利用すると適用金利から最大年0.1%引き下げるという革新的なサービス提供を発表しました。
現在の住宅ローンの流れは他のサービスも合わせて利用してもらうことで、さらに借り入れの金利が安くなるという総合力での勝負がはじまっています。今回は住宅ローンの金利動向とこれからの住宅ローンの流れについて解説できればと思います。

下記は住宅ローン減税制度について解説したものですのでぜひ合わせてご確認ください。

目次

住宅ローン契約は「金融×生活インフラ」!?時代へ。「auじぶん銀行」はスマホ契約&電気契約で住宅ローン金利最安の0.31%の住宅ローン金利を実現!

1.昨今の住宅ローン金利の状況

■民間金融機関の住宅ローン金利推移(変動金利等)2021年1月現在

民間金融機関の住宅ローン金利推移
住宅金融支援機構 https://www.flat35.com/loan/atoz/06.html

上記は住宅金融支援機構が出している民間金融機関の住宅ローン金利推移になっています。
1995年あたりからすでに25年間も貸出が低金利な状況が続いていることがよくわかるでしょう。
(変動金利が2021年1月に2.475%となっていますが、実質の民間の貸出金利はここから銀行による割引サービス料により、-2%以上引かれて0.4%台程度になります)

事実、2020年1月から最安が続いているのはジャパンネット銀行の0.38%となっています。
2位はauじぶん銀行0.41%、3位は住信SBIネット銀行 0.44%となっています。

さんぺぐ<br width=

ほんの4,5年前に0.5%台になって銀行としての下げ幅の限界ということを言われておりましたがネット銀行系はさらに下げ幅を低くしていますね。実店舗網を持たない上に銀行以外の領域や連携によって成り立つところはより顧客との接点と捉えているのかもしれません。

2.住宅ローンの金利(変動金利、固定金利)は何で決まるのか?

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さて、そもそも住宅ローンの金利は何で決まっているのでしょうか?

住宅ローンの金利は何で決まる?

住宅ローンの変動金利は生活の実態を考慮して実質日銀が決めており、固定金利(全期間)は国債の”市場”の予想(期待)で決まる。

住宅ローンの変動金利は日銀が決める「政策金利(短期プライムレート)」に、(全期間)固定金利は「新発10年物国債利回り」に連動します。住宅ローンは住宅を万が一の担保に差し入れるため、銀行にもリスクが少なく代表的な指標に連動しています。

住宅ローンの変動金利について

住宅ローンの変動金利は日銀が決める「政策金利(短期プライムレート)」に連動します。

この短期プライムレートは、銀行が優良企業に貸し出す際の最も優遇された金利の内、1年以内の短期で貸し出す際の金利です。そしてこのレートは、金融機関同士がおカネを貸し借りする時の「市中金利(無担保コールレート翌日物)」に連動し、この市中金利をコントロールしているのが日本銀行の「政策金利」なのです。つまり、短期金利は日銀の政策によって決まるのです。

日銀は、景気が良くなれば短期金利を上げるように動き、景気が悪くなれば下げようとします。
つまり、変動金利「日々の生活の実態」に即して動くのです。

住宅ローンの固定金利について

住宅ローンの固定金利は(全期間)固定金利は「新発10年物国債利回り」に連動します。

固定金利(全期間固定)は、新発10年物国債利回りが基準で決まります。
新発10年物国債利回りとは、国債市場という「市場」で決まる利回りであり、インフレやデフレなど将来の物価変動や将来の金融政策が及ぼす影響を予想(期待)して金利水準が形成されるのです。
※国債は財務省から定期的に発行されます。「新発10年物」というのは発行された10年物国債のうち最新のものを言う。

日銀は、景気が良くなれば短期金利を上げるように動き、景気が悪くなれば下げようとします。
つまり、変動金利「日々の生活の実態」に即して動くのです。

ここでのポイントは、予想(期待)がありさえすれば実際にインフレになっていなくても、市場は将来の変化を先取りしてスグに変動するということです。

固定金利と変動金利はどちらが先にあがるのか?

固定金利が変動金利よりも先にあがる。
理由は、固定金利は予想(期待)で決まり、変動金利は実態で決まるからです。
つまり、実態よりも予想が先にありますので、変動金利より先に上がるのは固定金利ということになります。

さんぺぐ<br width=

このあたりのお話は非常に理解が難しくはありますが、重要ですね。

投資家が日々売買しており乱高下する国債利回りと、日銀が実体経済などをにらみながら慎重に変更する政策金利とではその変動スピードが異なるわけです。住宅ローンを組んでいるからには、常に10年国債についてチェックをしておくことが重要です。2016年から4,5年の10年国債の利回りは極めてゼロに近い数値(またはマイナス)になっており、現状は0.02程度ですが、今後の市場の予想としてはしばらく景気は弱く上がりそうにないことを期待していると考えられますね。

SBI証券 過去10年間の「10年国債利回り」の推移