・GAFAの次の世代を青田買いして儲けたいと思っている方
・GAFAの次にどんな銘柄が来るのかを常にウォッチし続けたいと思っている方
・Nadaq100以外の急成長中の小型個別株(ROKU,CRWD等)に投資したいと思っている方
最近、GAFAは有名すぎて他の投資信託で買っているから満足なんだけど、本当のところは最近の急成長な米国小型個別株(
ROKU、CRWD、ZXCALER、ASTRAXENECA等)が気になるんだよね!! でも乱高下しそうで怖くて買う勇気がないよ…
以前紹介したiFree NEXT NASDAQ100は、ナスダックに上場する企業のうち,金融銘柄を除く時価総額上位100銘柄の数に連動する低コスト投資信託ということで、米国株ETFのQQQと同じものであり、その投資信託版でした。そして、この投資信託は、GAFAMの割合は40%以上でありナスダックの大型な株式に連動するものといってもいいでしょう。今回は、すでに成長軌道乗っているGAMFAMを中心とするものというよりも、次の10年を見据えて、これから急成長するであろう小型個別株(ROKU、CRWD、ZXCALER、ASTRAXENECA等)に焦点を当てています。
どういったメリットやデメリットがあるのかも含めてこの記事では解説をしたいと思います。
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iFreeNEXT NASDAQ 次世代50とは?
iFreeNEXT NASDAQ 次世代50とは「まだNASDAQ100に採用されていないけれど、銘柄の入れ替えで採用が期待される銘柄50で構成される投資信託」です。
米国のETFにも同じ商品は存在し「NASDAQ Q-50 (NXTQ)」というものになります。
選ばれている企業は、ハイテク(ハード、ソフト)と電気通信・小売り・新型コロナウィルスで話題のバイオテクノロジーに属する企業ですね。金融系企業は除外されていることは特徴です。
・取り扱い開始:2021年1月14日(現在は、SBI証券と楽天証券)
・米国のETFでは、「NASDAQ Q-50 (NXTQ)」になる。
・信託報酬は年率0.495%
・組み入れ銘柄の上位10位はCRWD、ROKU、TTD、ZS、AZN、FTNT、LBRDK、COUP
,TTWO,GRMNと約30%弱であり、比較的均等であり、どれも業界の最先端企業に投資する割合が高い。※ちなみにNASDAQ100は上位10銘柄で50%程度を占めています。
iFreeNEXT NASDAQ 次世代50の銘柄が熱い!!
銘柄を覗くとNASDAQ100にこれから入る企業であるため、かなり興味がそそられる個別株がたくさん入っています。
その中でも私が注目すべき銘柄を3つここでは取り上げたいと思います。
・CRWD(クラウドストライク)
最も勢いのある米国カリフォルニア州が本社のサイバーセキュリティ企業です。クラウドストライクの強みは、データベースによる「集団防衛体制」になります。クラウドストライクのクライアント数が増えるほど、データベースにハッキング事例がたまり、防衛策を学習して、セキュリティが強固になります。これは新規のクライアントも受けることができ、セキュリティデータベースがまさに大きなオリジナルのビジネスの源泉になります。2019年6月に、NASDAQで新規株式公開(IPO)をしています。
2020年のCRWDの株価は上昇率が+323%と上場後3倍にも膨れ上がるほどに驚異的な伸びを示しています。
・ROKU(ロク)
ロクはネット動画をテレビで見れるようにするための端末を売っている会社です。この会社は端末を売る収益よりも、近年はロクを操作するテレビ画面に写す広告で急成長しています。日本でいえば、テレビに接続してネット動画を見るGoogleのChromeCast、AppleのApple TV、AmazonのFireTVのような存在です。2019年はROKUの株価上昇率が349%、2020年は144%と驚異的な上昇率で伸びています。テレビCM広告の終わりが見えてくる中で、ストリーミング配信が盛り上がれば盛り上がるほどこうした画面での広告を押さえていくことになればこれからの市場の拡大が見えてくるのではないでしょうか。
・ZS(ゼットスケイラー)
2007年に創業し、上場(IPO)は2018年3月16日にしました。主な事業領域は、インターネットセキュリティ、Webセキュリティ、ファイアウォール、サンドボックス、SSLインスペクション、ウイルス対策、デバイスの脆弱性管理になります。上場当初は1株50ドル以下でしたが、3年弱で4倍の200ドル近くまで株価が急上昇しています。
競合企業としては、クラウドストライクやノートンなどのセキュリティソフトを販売しているシマンテックが挙げられます。ゼットスケーラーのセキュリティーサービスでは、クラウド時代の今、コンピューティング、モバイル、IoTと言われるモノのインターネットなどあらゆるデバイスからのアクセスにおいて、ゼットスケーラーのセキュリティーはその力を発揮します。モバイルデバイス向けで、マイクロソフトより認証を受けている唯一のセキュリティー企業です。
・ゼットスケイラー⇒モバイルやクラウドのデータセンターへの安全な接続を可能とするセキュリティーを提供(セキュリティ保全)
・クラウドストライク⇒クラウド空間でのセキュリティにおける挙動検知などを提供(セキュリティ防衛)
実は、上位10位銘柄の中にFTNT(フォーティネット)という企業があるのですが、ここも企業に対してネットワークセキュリティに関するソフトウェア(ファイアウォールやVPN、ウイルス対策、不正侵入への防御(IPS)、フィルタリングやスパム対策、トラフィックシェーピング等を含む包括的なセキュリティシステム)を提供する企業でありまして、セキュリティ系が3つもあります。またCOUP(クーパ)という企業はクラウド・ベースで経費管理プラットフォームを提供する会社ですがSaaS銘柄になり、クラウド系も3つあるという状況です。
つまり、セキュリティ×クラウドという領域は、コロナ禍において環境が限られない場所が中心になるトレンドがあり、間違いなく次世代のGAFAMに入り込んでくる存在であると考えています。
iFreeNEXT NASDAQ 次世代50のメリットとデメリット
次にiFreeNEXT NASDAQ 次世代50のメリットとデメリットについてお伝えします。
■メリット
■デメリット
銘柄 | 分類 | 信託報酬 |
QQQ | 米国ETF | 0.20% |
NEXT FUNDS NASDAQ 100(1545) | 日本ETF | 0.45% |
NASDAQ 100米国株(2568) | 日本ETF | 0.27% |
iFree NEXT NASDAQ 100インデックス | 投資信託 | 0.495% |
iFreeNEXT NASDAQ 次世代50 | 投資信託 | 0.495% |
信託報酬0.495%というコストをメリットとみるか、デメリットとみるかは意見が分かれますね。ただ、0.5%以下であれば基本的に投資信託の投資対象としては合格点です。あとはそれだけのパフォーマンスを今後出し続けてくれるのかがポイントだと思います。
まとめ:将来の成長株を見極めて投資がしたい方に向いている!
それでは今まで、iFreeNEXT NASDAQ 次世代50について話してきたことをまとめたいと思います。
1.iFreeNEXT NASDAQ 次世代50とは「まだNASDAQ100に採用されていないけれど、銘柄の入れ替えで採用が期待される銘柄50で構成される投資信託」です。
2.CRWD(クラウドストライク)、ROKU(ロク)、ZS(ゼットスケイラー)と将来有望なセキュリティ×クラウド企業が名を連ねており、どこも興味深い銘柄が多い。
3.信託報酬は0.495%(税込み)はメリットでもあり、デメリットでもある部分があり、今後の将来に向けて投資を続ける上では高くはない経費率だと言える。
個別には今は、買いたくないけど、将来上がるであろう成長株を見極めておく(ウォッチし続ける)意味では持っていてもいい投資信託だと思います。もちろん、メインはNASDAQ100(iFREENEXT NASDAQ 100)としながらも青田買いのようにサテライト感覚でNEXT50にも目を向けて持っておくといいのかもしれませんね。
住む場所、働く場所、生きる場所がどんどん変化する昨今において、セキュリティ×クラウドというテーマ領域は今後はより拡大していくかと思います。生活様式の変化に伴い人々の自由度はどんどん上がる一方でこうした守る部分も進化して伸びていく動向がわかるこのiFreeNEXT NASDAQ 次世代50は面白さがありますよね。
ぜひ投資の検討をしてみてください。
本日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。