・米国投資よりFaceboo,Apple,Netflix,Googleなどの超ハイテク!株投資をしたいと思っている方
・テスラなどの個別株に手出しはしにくいが、100円から定額購入可能な投資信託で商品を持ちたい方
・管理コストは1%未満だがリスク&リターンの大きい投資商品に挑戦したい方
Nasdaq100を超えて、GAFAM系にどかっと投資できるインデックスファンドがあるのね。すごーい!魅力的ですね。
圧倒的な成果を出している超ハイテク会社の株は、世界を動かす代表的な株価銘柄になっています。その集合体の極みのような投資信託の商品がまさに「iFreeNext FANG+インデックス」であります。今回は皆さんがこれが個別株じゃなければ究極解の投資信託ではないかと思われる金融商品を紹介し、本当に投資すべきかどうかをお伝えしたいと思います。
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1.iFreeNext FANG+インデックスとは?
iFreeNext FANG+インデックスとはNYSE FANG+指数の動きに連動した投資成果を目指すファンドで、FANG(フェイスブック、アマゾン、ネットフリックス、アルファベット(グーグル持株会社))とテスラ、アップル、アリババ、ツイッター、バイドゥ、エヌビディアの10銘柄に集中投資しています。
NYSE FANG+指数は、次世代テクノロジーをベースに、世界的に大きな影響力と高い知名度を持つ米国上場企業を対象とした株価指数です。
2014年9月19日~2020年6月30日までの指数パフォーマンスは下記になります。
緑色が、NYSE FANG+指数であり、赤色がNASDAQ総合指数、グレーがS&P500指数になります。
NYSE FANG+指数は、圧倒的なハイパフォーマンスですよね。S&P500はもちろんのこと、NASDAQでさえ、2,3倍は凌駕するハイパフォーマンスな成績になっている。特徴は、米国株だけではなく、中国株が2つ入っていることですね。個別米柄を見れば、どれも今魅力的な銘柄ばかりで誰がも知っている超ハイテク企業群であることがよくわかります。それゆえ、ひきつける力が強いと思います。
2.iFreeNext FANG+インデックスの特徴
iFreeNext FANG+の特徴は以下のようなところにあります。
・NYSE FANG+指数の動きに連動
・総資産額は、107億円(運用安全基準の30億以上を上回っているのでOK)
・管理コストは、税込0.7755%(通常は0.5%以下がよいが、やや高い)
・銘柄が10銘柄に固定。この10銘柄の中には中国企業の2つ アリババ、バイドゥが入っている
・株式構成は、10銘柄に均等割(それぞれ10%程度に4半期に1度リバランス)で配分。銘柄が入れ替わるということがない。
NYSE FANG+指数は、圧倒的なハイパフォーマンスですよね。S&P500はもちろんのこと、NASDAQでさえ、2,3倍は凌駕するハイパフォーマンス銘柄が10銘柄に固定、かつ均等割りで組み入れがされている部分が非常に特徴的ですね。
例えば、下記は「iFreeNEXT NASDAQ100インデックス」の組み入れ上位10銘柄になりますが時価総額ベースで加重平均をとっていることもあり上記10銘柄の比率がまったく異なることとがわかるでしょう。
3.iFreeNext FANG+インデックス、iFree Nasdaq 100インデックス、eMaxis Slim米国株式S&P500インデックスの比較
さて、今まで取り上げてきた投資信託「iFree Nasdaq 100インデックス、eMaxis Slim米国株式S&P500インデックス」を含めて、iFreeNext FANG+インデックスと比較をしてみました。
iFreeNext FANG+インデックス | iFree Nasdaq 100インデックス | eMaxis Slim米国株式S&P500 | |
対象銘柄 | 特定選定の10銘柄 | ナスダックに上場する企業 のうち,金融銘柄を除く 時価総額上位100銘柄 | 米国の主要産業を 代表する 選定した約500社 (時価総額80%カバー) |
株価指数 | NYSE FANG+指数 | NASDAQ総合指数 | S&P500指数 |
割合配分 | 時価総額に応じて 投資比率を決定せず、 10銘柄に均等割り | 時価総額加重平均型 | 時価総額加重平均型 |
手数料率 | 0.7755%(税込) | 0.495%(税込) | 0.0968%(税込) |
総資産額 | 107億円 | 111億円 | 1755億円 |
直近のパフォーマンス 2020年8月時点 ※モーニングスター社より | 過去1年の上昇率 66.66% | 過去1年の上昇率 29.74% | 過去1年の上昇率 5.3% |
iFreeNext FANG+インデックスが、組み入れ配分が10銘柄のみかつ均等割りに対して、iFree Nasdaq 100インデックスとeMaxis Slim米国株式S&P500は、時価総額加重平均で組み入れ銘柄の構成割合を決めていることは大きな違いですね。
※時価総額加重平均とは、金額の単純な平均値ではなく、時価総額合計からそれぞれのウェイトを加味して平均値を算出することです。時価総額(株価×発行済み株式数)が高い企業ほど値動きに大きな影響を与える仕組み
つまり、iFreeNext FANG+インデックスは構成銘柄の割合が均等であることから構成銘柄のある特定の会社群の業績が悪いとものすごく落ちてしまう可能性があります。 逆もしかりでこの特定10銘柄がすべて爆発的なパワーを持ちつづければ、莫大な利益をもたらす投資信託商品にもなり得るのです。それが現在年間で上昇率66%という驚異的な結果を残している証拠でしょう。
まとめ:iFreeNext FANG+インデックスは買うべきなのか?
ここまでiFreeNext FANG+インデックスについて話をしてきましたのでまとめたいと思います。
1.iFreeNext FANG+インデックスとはNYSE FANG+指数の動きに連動した投資成果を目指すファンドで、超ハイテク米国8銘柄と中国2銘柄に集中投資したものである。
2.iFreeNext FANG+インデックスの特徴は、超ハイテク企業10銘柄に固定、かつ均等割り(各それぞれ10%前後)で組み入れて構成されている。
3.iFreeNext FANG+インデックスを、iFree Nasdaq 100インデックス、eMaxis Slim米国株式S&P500インデックスと比較すると割合配分方式の違いが際立ちそれによるハイリスクハイリターンな裏側が垣間見える。とはいえ、過去1年の上昇率66%は圧倒的なパフォーマンスと言わざるを得ない。
iFreeNext FANG+インデックスのメリットはこの企業群の世界を圧倒するパワーの大きさであり、このパワーの爆発的な力を信じるのであれば年率66%の上昇率結果をみればあきらかでしょう。
ただし、デメリットは何より10銘柄固定、均等割りという部分でしょう。10銘柄全部が業績がいい場合は圧倒的なパワー結果を生み出しますが、業績が悪い場合は銘柄の組み換えもなく割合もあまり変わらないため今後は大きな失敗が待っています。
私であれば、手間がかかりますが、個別株でそれぞれを購入し、もし1銘柄で業績が悪いものがでれば、割合を減らしたり、全部売却して他の有望な株に変えるというほうがよいでしょう。
自分が望まない銘柄入っていてストレスを感じてしまうよりも、柔軟な対応ができることが大事だと思います。
本日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
ちなみにこの商品に2倍のレバレッジをかけた「iFree レバレッジFANG+」は以前下記の記事で紹介していますので合わせてご覧ください。