VT 全世界ETF 47か国 8675銘柄にこれ一本で投資OK VTは米国60%、米国以外40%に投資 VTIやVOOと比較

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・FIREを目指しており、世界の経済の成長に期待している方
・いろいろと投資するよりも、これ一本で世界に投資ができる方法を知りたい方
・ポートフォリオのコアになりうる間違いない商品を長期で持ち続けたい方

まよい子

金融商品がいろいろとある中で、流動性が高くてこれ一本という商品が知りたいなぁーと常日頃から思っていました。とにかく自分だけで個別株を何千株と持つなんて絶対に無理だから、ETFでこれ一本なおススメの商品があればぜひ教えてもらいたいですね。

さんぺぐ

全世界8000名柄に一本で投資できる、そんな夢のあるのがこのVTですね。
VTは持つだけで、ポートフォリオが完成してしまうほどによくできた商品です。
本日は、低コストな上に全世界の投資可能な市場時価総額の98%以上をカバーしており、新興国から先進国まで世界中の株式に投資ができる最高の銘柄「VT」について解説したいと思います。

VTの投資信託バージョンとして、日本で購入できる「eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)」という商品もありますのでぜひ合わせてご覧ください。

目次

1.VTとは?

VTの正式名称は、「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(Vanguard Total World Stock Index Fund ETF)」です。

VTは世界最大規模の運用会社であるバンガード社が扱うETFで、先進国から新興国まで世界47ヵ国、約8000銘柄に分散投資しています。

概要:VT

・総資産額:約2兆3千万円(210億ドル)
・経費率:0.08%
・運用開始:2008年6月26日
・配当利回り:0.97%

・国別投資割合:米国が58%、米国以外が42%となっていますね。
 日本はその中でも米国の2番目の6%となっています。(意外に多いですね)

・セクター別割合:テクノロジーが25%、金融が18%、一般消費財が13%、工業が11%、ヘルスケアが11%と綺麗に分散されています

・構成銘柄別割合:GAFAMだけで10%を超えますね。

さんぺぐ

VTは、これ一本で全世界の投資可能な市場市場時価総額の98%をカバーしています。まさに究極の分散投資商品と言えるでしょう。特にセクターはテクノロジー寄りともいえず、うまく様々な分野に分散されている印象ですね。とはいえ、世界投資といえど、もはや米国が6割と大きなシェアを握っており、かつGAFAMが10%以上になっていることはいかに米国&GAFAMの存在が強いかを物語っています。

2.VTの魅力とは?

・パーフォーマンスが過去10年でも+10%と安定

VTの1年間のパフォーマンスは+41%であり、5年間で+14%,10年間でも+10%とかなり安定的にパフォーマンスを出していると言えるでしょう。

〇〇ショックにも強い(戻りが早い)

リーマンショック時やコロナショック時からも世界分散をしていることもあり、比較的早い段階(リーマンショック時約2年、コロナショック時約5か月)で価格を元に戻しています。

・低コストかつ資産額が大きいため長期運用に適している

コストが、0.08%と非常に低く、また総資産額も2兆円規模と比較的大きな額であるため潰れることはなく今後も長期的に大きな成長が見込めます。

さんぺぐ

VTは、すでにポートフォリオとしては完成をしており、何も考えずにたたひたすらこのVTのみに投資をしていれば、世界の成長と合わせて株価は上がっていくシンプルさが大きな魅力かもしれません。

3.VT(全世界)、VTI(全米国)、VOO(S&P500)を比較

次に、VT(全世界)と他の有名なETFとして、全米国を対象にしたETF:VTI(全米国)、S&P500に連動するETF:VOO(S&P500)とで比較をしてみました。

VT(全世界)VTI(全米国)VOO(S&P500)
設定日2008年6月26日2001年5月31日2010年9月9日
総資産額2兆円27兆円25兆円
経費率0.08%0.03%0.03%
構成銘柄数約8600銘柄
大型~小型株
約3600銘柄
大型~小型株
約500銘柄
大型株のみ
上位10名柄で
占める割合
約12%約22%約27%
パフォーマンス+14%+17%+17%
基準価格
(最低購入金額)
$100付近$200付近$400付近

下記、過去5年のチャート上で、VT、VTI、VOOを比較しました。

チャートの色:VT 青 VTI 紫 VOO 緑

さんぺぐ

VTは、比較をすると、多くの部分でVTI、VOOに見劣りをしてしまう結果となりました。特にパフォーマンスでは、VTIとVOOに一目瞭然で差がつけられていますね。いくつかVTとしての良い部分は、構成銘柄の分散が8000銘柄と大きいことや基準価格が$100付近と買いやすい価格帯であることがわかります。複利の力で追加投資するとなれば、高い金額はやりづらいですが、$100程度であれば柔軟に追加投資ができるといったことができることはよいところかと思います。

まとめ:米国一強の時代はいつまでもつづくかわからない!世界分散が正攻法!

まとめ

1.VTの正式名称は、「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(Vanguard Total World Stock Index Fund ETF)」です。VTは世界最大規模の運用会社であるバンガード社が扱うETFで、先進国から新興国まで世界47ヵ国、約8000銘柄に分散投資しています。

2.VTの魅力は、パーフォーマンスが過去10年でも+10%と安定〇〇ショックにも強い(戻りが早い)低コストかつ資産額が大きいため長期運用に適している

3.VT(全世界)、VTI(全米国)、VOO(S&P500)を比較すると、パフォーマンスでは、VTIとVOOに一目瞭然で差がつけられている。ただし、VT(全世界)のETFのほうが、構成銘柄の分散が8000銘柄と大きいことや基準価格が$100付近と買いやすい価格帯であることがわかる。

さんぺぐ

VTは世界成長に対して、8000銘柄もの分散をすることで個人では成しえない安定したパフォーマンスを出すことができる力をもっています。現状では、米国の力が強い時代がここ20年近くは到来していますが、米国一強の時代がいつまでも続くわけではないかもしれませんので、世界分散をして世界投資をしていくことは正攻法であることは間違いないと考えますのでぜひそのあたりを考慮に入れて、VTへの投資をご検討ください。

さんぺぐ

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