・いつも突然の株価下落で悩まされている方
・株価下落の予兆がどこに現れるのかを知りたいと思っている方
・株価下落がいつまで続くのかを予測したいと思っている方
VIX指数とはVolatility Indexの略で、別名「恐怖指数」とも呼ばれているね。VIXは、S&P500指数の変動幅、値動きの激しさを表しています。この指数は市場の不安定さを表す指標になっていて過去はリーマンショック時やコロナショック時の際には大きく指数が上がっています。この記事ではVIX指数が市場にどんな影響をあたえるものなのか?を中心にお話できればと思います。
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1.VIX指数とは?
VIX指数(ヴィックス指数)とは、「Volatility Index」の略であり、別名「恐怖指数」。
米国の株式指標であるS&P500がもとになっており、数値が高いほど投資家が市場に対して不安や恐怖を抱いているのを意味します。相場が急落しているときほどVIX指数は高くなります。相場の温度感を知るのに便利な指標になります。
さて、過去の大きな出来事の際に、VIXがどこまで上がったかをあげてみます。
下記は、ここ13,14年間ほどのVIX指数の推移をグラフで表したものです。
ボラティリティが高い=価格の変動幅が大きい ときは皆が困惑や不安、不調であるからこそ、誰もがその事実に右往左往する状況になるので「全員が株を売る」というわかりやすい事象が発生することがよくわかりますね。
とはいえ、ボラティリティが高い時には、信じているものはホールドして動かずが原則だとは思います。
しかし、株価の価値が総じて高いもの(業績に対して株価が高すぎるもの≒高PER)はこの調整局面で一気に下落するということが起こりがちであり、その後も急回復するかというと適正価格まで落ちるので一旦手放すのがよいですね。
10数年を見ると、やはり、40,50,60と超えるようなときは滅多にあるわけじゃないのですね。リーマンショックから12年経過してコロナショックが訪れています。だいたい10年周期ぐらいでやはり大きなショックに見舞われるぐらいは頭の片隅には入れておきたいですね。
(次回は2030年付近に〇〇ショックが起こる可能性が高そうだと推測はできますね)
2.VIX指数の基準は?
下記は、再度、ここ13,14年間ほどのVIX指数の推移をグラフで表したものに警戒すべき領域を赤で囲ってみました。
2020年のコロナショックにおいては、米国株式市場で3度目のサーキットブレーカーが発動した2020年3月16日時点のVIX指数は「83.56」と、警戒領域の30を大きく上回っていました。
<鋭利な落ちるナイフは掴むな!>
数値だけをみて見極めることは難しいですが、一つのバロメーター(温度計)としてVIX指数をチェックし続けるにはよいですね。
市場の安定性や落ち着き具合をもってして株を買う行為を行わないと正しくナイフを取り扱うことができません。不安定な状況でナイフを掴めば怪我をする(大損をもたらす)ことは明らかでしょう。とはいえ、博打が好きな方はついつい 鋭利なナイフを素手で掴みたくなるものです。そんなときは、自分の人生で最悪なことが起こった時のことを思い出してみるとよいでしょう。人生で退避すべきときがあるように、株を買うときにもタイミングが絶対にあります。
3.相場が底入れするのはいつ?
相場が底入れするパターンは2つあります。
相場が底入れするパターンは
1.米国10年債利回りが下がる
2.VIX指数が凄く高くなった後でゆっくり下がりはじめる
というコンビネーションが起きた時=相場の底入れするタイミングになります。
まとめ:落ちるナイフは掴むな!正しくナイフを扱おう!
ここまでVIX指数について話をしてきたことをまとめたいと思います。
1.VIX指数(ヴィックス指数)とは、「Volatility Index」の略であり、別名「恐怖指数」。
数値が高いほど投資家が市場に対して不安や恐怖を抱いていることを意味する。相場が急落しているときほどVIX指数は高くなります。相場の温度感を知るのに便利な指標
2.VIX指数の基準は、通常は10~20の間で動いており、30を超えると警戒領域と判断
警戒ラインを超えた場合は、さらに急落する可能性がある。混乱すると上昇しますが、市場が落ち着くといずれは20以下まで下がってくるという特徴があります。
3.相場が底入れするパターンは「米国10年債利回りが下がる」「VIX指数が凄く高くなった後でゆっくり下がりはじめる」というコンビネーションが起きた時=相場の底入れするタイミングになります。
株価は、人の気分次第で動く部分がありますが、現状はロボット的な売買が増えていることもあり初動段階ではこのようなVIX指数を基準に判断され売買されてしまうことも事実です。ですのでまずは指数ベースを事実としながらも人の気持ちの変化を加えて判断していくことが重要ではないかと思います。
まだまだ何度も起こるであろう調整局面時にどのように立ち回れるのかが重要であり、落ちるナイフを掴むことなく目の前で損をしたことや利益をあげられたことに執着しすぎないようにすることが重要かと個人的には思います。
本日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。