VCR:米国一般消費財ETF 10年平均リターン23%!VTIやVOOを超えるパフォーマンス 王者Amazonに20%、マクドナルド、ナイキなど景気循環に敏感な300銘柄に分散投資

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VCRは、米国一般消費財ETF(バンガード・コンシューマー・ディスクレショナリー)で景気敏感な300銘柄に分散投資。10年の平均リターンでは、全米ETFの中でもTOP10に入るパフォーマンスの高さになります。

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・コア投資の次にサテライト投資として組み込みたい銘柄を探している方
・身近な銘柄で自分でこの企業はいいと実感できる銘柄群で構成されたものに投資をしたいとか考えている方
・できれば手数料率が安いETFに投資したいと考えている方

まよい子

Amazon、マクドナルド、ナイキは1年間で普段よく使う銘柄よね。私は常にこの企業群から買い物をしているわ。

さんぺぐ

VCRは10年の平均リターンでは、全米ETFの中でもTOP10に入るパフォーマンスの高さで常に人気のETFです。1位は不動のAmazonですが、最近はテスラが2位で入ってきており、常に最先端の消費トレンドを反映するETFがVCRといっても過言ではないでしょう。

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目次

VCRとは?

VCRとは、 米国一般消費財ETF(バンガード・コンシューマー・ディスクレショナリー)であり、 景気循環に敏感な製造業とサービス業の300銘柄を投資対象としています。

下記、VCRの概要についてまとめました。

概要:VCR

設定日:2004年1月30日
純資産額:66億ドル(7260億円)
経費率:0.10%
セクター別割合:インターネット販売・通信販売30%、自動車関連15%、ホテル・クルーズ系17%と消費財系に幅広く分散されて投資されています。

組入銘柄割合:アマゾン21%、テスラ14%、ホームデポ6%、ナイキ3%、マクドナルド3%と超有名企業が入っていますね。いずれも景気に敏感な製造業やサービス業のトップ企業が集まっている印象です。

さんぺぐ

VCRの構成銘柄をみると、我々コンシューマーにかなり近い存在の銘柄多い気がしますね。アマゾン20%、テスラ10%弱とこのあたりがVCRの中でもパンチの効いた主要銘柄の2つだと感じます。特にテスラに関しては、2020年のコロナ前にはTOP10にも入ってこなかった銘柄ですが、今や電気自動車の中でも需要が高く多くのコンシューマーが欲している消費財の一つになりつつある象徴かもしれません。

VCRのメリットとデメリット

次にVCRのメリットについてお伝えしたいと思います。

VCRのメリット

経費率が0.1%と比較的安く長期投資に向いている

経費率が0.1%と 比較的長期投資に向いています。バンガードの同様のセクターETF系はほぼ0.1%程度となっていますね。

10年平均リターン23%!と高く、キャピタルゲイン獲得としては株価の上昇が長期的に期待できる。

VCRは10年、5年、3年、1年とみても年平均リターンがいずれも20%以上で全米ETFの中でもTOP10に入る指折りの人気ETFです。

VCR1年3年5年10年
年率平均リターン+53.5%+24.4%+23.2%+23%

逆にVCRのデメリットについてお伝えしたいと思います。

VCRのデメリット

一口あたりの価格が3万円を超える価格で初心者には買いにくい

パフォーマンスが高いことから、株価はぐんぐん上昇しており一口あたりの価格が3万円と大きく上昇しています。初心者には買いにくい銘柄ですが、上昇しているので仕方がないことかもしれません。

さんぺぐ

長期投資としては問題ない優良な銘柄ですね。特に大きなデメリットはなく、投資をすればそのまま株価がするすると上昇しやすく長期で持つには最適な一本となるでしょう。

VCR (米国一般消費財ETF) とVOO(S&P500)を比較

次にVCR(米国一般消費財ETF)については、投資対象としてS&P500の代表格であるVOOと迷うかもしれませんので比較してみたいと思います。

VCRVOO
設定日 2004年1月30日 2010年9月9日
純資産額66億ドル2498億ドル
経費率0.1%0.03%
5年平均リターン+23.2%+18.6%
10年平均リターン+23%+19.3%

純資産額と経費率はVOOに軍配があがりますが、VCRはパフォーマンスがVOO(S&P500)よりも年平均では上回っていますね。

次にVCRとVOOの5年の株価チャートを出してみました。

VCR:青色 VOO:オレンジ色

5年平均でみると、VCRとVOOはコロナ前まではほぼ同じ動きでしたが、VCRの株価は、コロナ後に関しては巣ごもり消費が活発化してAmazon株が急伸したり、テスラの電気自動車が大きく伸び始めたことでVOOをぐっと凌駕していますね。

さんぺぐ

コロナというオンライン主体の世界になったときにオンライン消費が増えることで一般消費財が大きく上昇していくというトレンドは興味深いですね。世の中がどういう方向に向かっていくのかは常に観察し続けることが重要であり、一般指標のVOOやVTIに対してアウトパフォームしていく銘柄群を形成するVCRは今後も注目すべきETFかと思います。

まとめ:一般の消費は絶えない。常に形を変えて消費されつづける。

ここまでVCRについて話をしてきましたので最後にまとめたいと思います。

まとめ

・ VCRとは、 米国一般消費財ETF(バンガード・コンシューマー・ディスクレショナリー)であり、 景気循環に敏感な製造業とサービス業の300銘柄を投資対象としています。
・ VCRのメリットは、 経費率が0.1%と比較的安く 10年平均リターン23%!と高く、キャピタルゲイン獲得としては株価の上昇が長期的に期待できる。
・ VCR (米国一般消費財ETF) とVOO(S&P500)を比較 すると、純資産額や経費率の安さには負けるが、パフォーマンスは VOO(S&P500) を上回っている。世の中のトレンドを見極めて今後の流れの中におけるVCRのポジションは欠かせないものだと考える。

さんぺぐ

VCRは、個別株は怖いけど、Amazonやテスラなどの成長力には投資したいという方には検討に値するETFだと思います。またVCRは一般消費財に特化したETFであり、VTIやVOOなどのベーシックETFに一般消費財セクターをトッピングしたいときに使えるETFであるといってもいいでしょう。コロナによる巣ごもり消費という流れはコロナ前でもよく言われていたことから、より家でのオンライン消費はコロナ後も引き続き力強く成長していく分野だと思います。その点でVCRへの投資は今後も長期的にはプラスに働いていくことが想定されますのでご検討ください。

さんぺぐ

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