・〇〇ショック等などいつかは再び訪れる暴落局面でも利益を得たいと考えている方
・債券にレバレッジをかけるという部分に新しい感触を感じてぜひ具体的に知りたい方
・リスクの高い個別株ではなく、安心な投資信託の商品で勝負をかけてみたいと考えている方
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今日も暴落局面でまたも狼狽売りしちゃった。。。もうほんとにリスクの高いものに投資するのはチャンスでもあるけれどもリスクなんだよね。〇〇ショックのようなときに、小さいダメージで切り抜け、上昇局面ではしっかりと上昇してくれるようなものってないのかな?
コロナショック時にS&P500やナスダックよりも下落率が低い商品だったのが、この「米国レバレッジバランス・ファンド(通称:USA360)」です。しかも、S&P500を上回るパフォーマンスを現在出してもいるんだよね。暴落に強くて、上昇局面ではパフォーマンスを出す商品が今回紹介するUSA360になります。
1.米国レバレッジバランス・ファンド(通称:USA360)とは?
米国レバレッジバランス・ファンド(通称:USA360)とは「株式とレバレッジをかけた債券を組み合わせた投資信託」になります。
特徴1.株式と債券への投資比率を1:3とする
特徴2.債券にレバレッジをかける(レバレッジ27倍)
ポートフォリオ上では、米国株式90%、米国債券270%という比率になります。それにより、実質的にファンドの純資産総額の360%(3.6倍)相当額を米国の株式と債券に分散投資することから、USA360という名称になるのです。
単純に資金を1:3の割合で株式と債券に分散した場合、大きなリターンを期待することができません。値動きの小さい債券に資金の75%も投資したら、下落には強いけど上昇もしない投信になってしまいます。
そこで、債券部分にレバレッジを使います。これがUSA360 の特徴と言えるでしょう。債券だけにレバレッジをかける理由は、株式にかけるとリスクが大きくなりすぎることからです。
株式 ⇒ 高リスク、高リターン
債券 ⇒ 低リスク、低リターン
※株式と債券は逆に動きます。
リスクが低い債券部分にレバレッジをかけることで、投信全体のリスクを下げつつ、大きなリターンを狙えるわけです。
2.米国レバレッジバランス・ファンド(通称:USA360)の概要と資産構成
まず、米国レバレッジバランス・ファンド(通称:USA360)の現在の概略をお伝えします
米国レバレッジバランス・ファンド(通称:USA360)
・設定日:2019年11月5日
・純資産額:103億円
・信託報酬:0.4945%
設定日は、2年ほど前でまだ新しい投資信託ですが、総資産額はすでに103億円ということで、適正基準の30億を多く超える資産総額ですので問題ないですね。信託報酬は0.4945%ということで、適正基準の0.5%以内ですので、合格レベルかと思います。
さて、次に資産構成はどのようになっているのでしょうか?
資産構成は、VTIが83%とその他17%(国債先物)となります。
銘柄名 | 構成比率 |
---|---|
バンガード®・トータル・ストック・マーケットETF(VTI) | 83% |
短期金融資産、その他 | 17% |
合計 | 100% |
※VTIとは、中小型株まで含めた米国全体に投資するインデックスETFです
上記のその他は以下になります。
銘柄 | 構成比率 |
---|---|
米国5年国債先物 | 142.1% |
米国10年国債先物 | 141.5% |
米国株式先物 | 10.0% |
※構成比が100%を超えてるのは、レバレッジをかけているためです。
米国レバレッジバランス・ファンド(通称:USA360)は、総資産額や信託報酬率をみると十分献身的な商品かと思います。基本的にはほぼVTI(全米投資)であり、ただ先物債券レバレッジというもので味付けをすることでリスクに少し耐えやすくしているそんな商品なのではないかと思います。
3.米国レバレッジバランス・ファンド(通称:USA360)の魅力とは?
次に米国レバレッジバランス・ファンド(通称:USA360)の魅力についてお伝えします。
1.暴落ショック時にIndex指数系よりも暴落時に強い
コロナショック時における下落率を比較すると以下になります。
株式指数と投資商品 | 下落率 |
USA360 | -21.4% |
ナスダック総合 | -30.4% |
S&P500 | -34.0% |
コロナショック時は、ナスダックは-30.4%、S&P500は-34.0%と大きな暴落でしたが、USA360は-21.4%と明らかに暴落には一番強いことがよくわかるでしょう。
2.S&P500よりもパフォーマンスが高い
米国レバレッジバランス・ファンド(通称:USA360)は、過去1年で+35.74%のパフォーマンスを出しています。
上記は、米国レバレッジバランス・ファンド(通称:USA360)とナスダック総合指数、S&P500をチャートで並べてみたものになります。コロナショック時においては最もダメージが低く、かつパフォーマンスは常にS&P500を上回るパフォーマンスを出しています。
暴落時に強く、パフォーマンスは常にS&P500よりも上回る
良いとこ取りじゃないですが非常に安定的かつ魅力的な投資商品かと思います。
【まとめ】ポートフォリオに「債権」という調味料を入れると強固になる
ここまでUSA360について話をしてきましたのでまとめたいと思います。
1.米国レバレッジバランス・ファンド(通称:USA360)とは「株式とレバレッジをかけた債券を組み合わせた投資信託」になります。株式と債券への投資比率を1:3とする,債券にレバレッジをかける(レバレッジ27倍)の2つが特徴です。
2.米国レバレッジバランス・ファンド(通称:USA360)の概要
設定日は、2年ほど前でまだ新しい投資信託ですが、総資産額はすでに103億円ということで、適正基準の30億を多く超える資産総額。信託報酬率は0.4945%ということで、適正基準の0.5%以内ですので、合格レベルで適正。資産構成は、VTIが83%とその他17%(国債先物)。
3.米国レバレッジバランス・ファンド(通称:USA360)の魅力とは、〇〇ショック時にIndex指数系よりも暴落時に強く、S&P500よりもパフォーマンスが高いことが魅力です。
米国レバレッジバランス・ファンド(通称:USA360)についてはかなりオリジナリティのある投資信託商品ではないかと思います。他の投資信託と比較しようと思いましたがこのようなポートフォリオを組んだ投資信託商品は他にはなかなかありません。とはいえ、一見すると、ただのVTI商品と同じようにみられる可能性がありますが、債券をレバレッジで入れることでコロナショック時のようなタイミングで暴落に強いのは安心できますね。
ある意味、VTIを持つよりもこのような投資商品を長期に一つ持つだけでも十分攻めも守りも補償されてよいのかもしれません。ぜひご検討ください。
本日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。