・投資初心者でとにかくコストが一番低くて一番安全で効果ができるところに投資したい方
・投資信託商品がたくさんありすぎて何に投資していいのか迷われている方
・NISA、積立NISA、iDeco、Jr.NISAなどはどんな商品を買えばいいのか知りたい方
私は、最も今、投資したいのは、米国株投資!さらにいえば、全米、アメリカ全体に投資をしたいんですよね。でもその中で最も安いものが何かがいろいろとあってわからない…
今回新しく登場したSBI・V・全米株インデックスファンドは誰もが最も長期で持ちたい全米投資を業界最低水準(0.0938%)のコストで持つことができるというメリットが最大の特徴です。今回は2021年6月に新登場のSBI・V・全米株インデックスファンドについて解説したいと思います。
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SBI・V・全米株インデックスファンドとは?
SBI・V・全米株インデックスファンドは、全米(大型株~小型株まで)の株式市場の値動きに連動する投資成果をめざしています。※指数としては、CRSP USトータル・マーケット・インデックス(円換算ベース)に連動します
CRSP USトータル・マーケット・インデックス(円換算ベース)とは、米国株式市場の大型株から小型株までの4000銘柄を対象とし、投資可能銘柄のほぼ100%をカバーした時価総額加重平均型の株価指数です
バンガードが運用する「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)」を実質的な主要投資対象とするとのことです。
現在、まだ開始がされていないため、基本的な重要な情報は以下になっています。
信託報酬率:年率0.0938%(税込)
純資産額:ー(開始前のため)
設定日:2021年06月29日
ちなみに、全米投資において、CRSP US指数には、かなり近いしいものにS&P500指数がありますので下記のように比較してみます。
ベンチマーク | CRSP US指数 (トータルマーケットインデックス) | S&P500指数 |
対象 | 米国株式 | 米国株式 |
株式分類 | 大型・中型・小型 | 大型 |
銘柄数 | 約4000銘柄 | 上位500銘柄 |
カバー率 | 約100% | 約80% |
形式 | 時価総額加重平均 | 時価総額加重平均 |
CRSP US指数のほうが、全米国株式に投資しているということで広く分散がされていて米国100%の力に連動する指数といってよいでしょう。
また、加えて、5年間のCRSP US指数の代表ETFであるVTIとS&P500の代表ETFであるVOOのチャートを見ると下記のようになります。
VTIがやや上回っていますがそこまで大差はありません。全米全体に投資することはいずれにせよ強力な株価上昇につながることは明白でしょう。
世界株投資、先進国投資、米国株投資と並べてみるとここ10年のトータルリターンは米国株投資がもっとも大きなリターンを出しています。様々な指数がありますが、長期で見れば、全米指数(CRSP US指数)が今はもっとも強い指数であるというのは誰もが疑わない事実です。
SBI・V・全米株インデックスファンドの特徴とは?
次に、SBI・V・全米株インデックスファンドの特徴はどこにあるのかということについて、いくつかポイントをあげてみたいと思います。
SBI・V・全米株インデックスファンドの特徴とは?
ポイント1.全米投資としては業界最低水準コスト0.0938%(税込み)です。
全米投資信託 | 管理費用 |
SBI・V・全米株インデックスファンド | 0.0938% |
楽天全米インデックスファンド | 0.162% |
管理費用ベースでは、差は0.0682%です。微々たる差ではありますが、10年、20年という長い期間での投資になれば多少の差としては出てきますね。
ポイント2.つみたてNISAに認定済み!金融庁お墨付きの投資信託商品であること
下記、モーニングスター社より2021年6月にニュースリリースがありました。
つみたてNISA対象商品にSBIアセットの「SBI・V・全米株式」、全米株式対象で最低の運用コスト(2021/06/16 10:36 モーニングスター社より)
金融庁は6月15日、つみたてNISA対象商品のリストを更新し、指定インデックス投資信託に、SBIアセットマネジメントの「SBI・V・全米株式インデックス・ファンド(愛称:SBI・V・全米株式)」を追加した。
金融庁のつみたてNISA対象商品として選定されるされる基準は、①投資信託、またはETFであること ②信託期間の設定がない、または信託期間が20年以上 ③毎月分配型ではない ④デリバティブ運用ではない ⑤販売手数料:ノーロード ⑥国内資産の対象は信託報酬0.5%以下 などかなり厳しい基準のものとなっています。つまり、その厳しい基準をクリアしていることを認められたSBI・V・全米インデックスファンドは優秀な銘柄であることは現時点では証明されています。
ポイント3.SBI証券でのみ購入可能。2021年06/30 より開始のカード積み立て投資と合わせて長期投資が可能です。
このSBI・V・全米インデックスファンドはSBI証券のみで購入が可能です。また06/30より始まるカード積み立てを利用すれば、通常時は0.5%のVポイント還元もあるので長期で投資する先としてはこうしたおまけがあるとしてみたくなりますね。
長期で積み立てる上では、商品も重要ですが、積み立てながらなにかしらの恩恵を受けられる仕組みは嬉しいですね。
何を買うべきか? SBI・V・全米株インデックスファンドと楽天全米株式ファンドとETFのVTIの比較について
新登場のSBI・V・全米株インデックスファンドの最大のライバルとして、楽天全米株式インデックス・ファンド(通称:楽天VTI)があります。今回はそれに加えてETFのVTIを入れて、3つを比較したいと思います。
SBI・V・全米株インデックスファンド | 楽天全米株式インデックス・ファンド(通称:楽天VTI) | VTI(バンガード®・トータル・ストック・マーケットETF) | |
連動指数 | CRSP USトータル・マーケット・インデックス(円換算ベース) | CRSP USトータル・マーケット・インデックス(円換算ベース) | CRSP USトータル・マーケット・インデックス(米ドルベース) |
投資商品種別 | 投資信託 | 投資信託 | ETF |
設定日 | 2021年6月29日 | 2017年9月29日 | 2001年5月31日 |
総資産額 | まだなし | 2917億円 | 27兆3900億ドル(2490億ドル) |
管理費用 | 0.0938% | 0.162% | 0.03%(経費率) |
つみたて /一般NISA | つみたてNISA可能 | つみたてNISA可能 | 一般NISAのみ |
特徴の違い | 管理費用が業界最低水準であること | 2017年に運用を開始して既に3000億規模の純資産がある信頼感 | 2001年に運用を開始しておりドル資産としてTOP10に入る人気のETF |
どの商品であっても、リターンは同じですので、何を買うべきかは「手数料率」と「投資信託orETF」かという部分が重要かと思います。
1.日本円として資産を長期で持ちたいならSBI・V・全米インデックスファンド(手数料率が最安)
2.ドルで資産を長期で持ちたいならVTI(バンガード®・トータル・ストック・マーケットETF)
になるでしょう。
投資信託は、長期投資の大きな味方として自動積立、分配金の再投資、金額指定自由という3つの特徴があることもあり日本円を中心にして持ちたいのであればSBI・V・全米インデックスファンドが適していると思われます。
SBI・V・全米インデックスファンドについては、まだ実質コスト(信託報酬+隠れコスト)については不明です。※ちなみに楽天全米株式インデックスファンドは信託報酬0.162%+隠れコスト0.047%=0.209%になります。しかし、SBI・Vシリーズの最低水準を目指すということから、おそらくかなり低いものではないかと思われます。
まとめ:全米株式を新しく積み立てるなら、SBI・V・全米インデックスファンドにすべき!
ここまでSBI・V・全米株インデックスファンドについて話をしてきました。最後にまとめたいと思います。
1.SBI・V・全米株インデックスファンドは、全米(大型株~小型株まで)の株式市場の値動きに連動する投資成果をめざしています。
2.SBI・V・全米株インデックスファンドの特徴は、ポイント1.全米投資としては業界最低水準コスト0.0938%(税込み) ポイント2.つみたてNISAに認定済み!金融庁お墨付きの投資信託商品であること。ポイント3.SBI証券でのみ購入可能。2021年06/30 より開始のカード積み立て投資と合わせて長期投資が可能です。
3.SBI・V・全米株インデックスファンドと投資信託楽天全米株式ファンドとETFのVTIの比較して、日本円として資産を長期で持ちたいならSBI・V・全米インデックスファンド。ドルで資産を長期で持ちたいならVTI(バンガード®・トータル・ストック・マーケットETF)になる。
SBI・V・全米株式インデックスファンドは、最も人気なインデックスファンドになる可能性があります。ただ既に楽天全米株式ファンドを持っているのであればそれは換金すると税金を取られることもあり、そのままにして、これから新しく積み立てるようなものであれば、SBI・V・全米株式インデックスファンドを積み立てをしていくのがよいでしょう。
本日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。