eMAXIS Slim先進国インデックスファンド 評価と利回り 純資産額がわずか4年で2000億円突破!ニッセイ外国株式インデックスと比較

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・守りの資産を構築したいと思っている方
・アメリカを含む先進国に対して投資をしたいと考えている方
・人気のeMAXIS Slimシリーズによる割安な手数料率の商品を知りたい方

まよい子

自分の資産を守るための資産を築きたい!でも広すぎる全世界でもなく、狭い米国一国だけではないその中間的な先進国にターゲットを当てた投資信託を買いたいんです!

さんぺぐ

人気のeMaxis Slimシリーズの中に先進国に特化した投資信託があります。その名もeMAXIS Slim先進国インデックスファンドです。このファンド商品は、手数料も割安で守りの資産形成としては最適でしょう。

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目次

1.eMAXIS Slim先進国インデックスファンドとは?

eMAXIS Slim先進国インデックスファンドとは「日本を除く先進国の株式市場の値動きMSCIコクサイ・インデックスに連動する投資成果を目指すインデックスファンド」です。

MSCIコクサイ・インデックとは?
「MSCIコクサイ・インデックス」は、日本を除く先進国の株価動向を示す代表的なインデックスです。日本を除く先進国22ヵ国に上場する大・中型株のうち、約1,300銘柄を採用し、時価総額でみて市場の約85%をカバーしています。

概要:eMAXIS Slim先進国インデックスファンド

・設定日:2017年2月27日
・信託報酬:0.1023%
・純資産額:2274億円(2021年7月現在)
平均利回り:6.17%

わずか、4年ほどで2000億円の純資産規模を積み上げた実績はすごいですね。

・組入上位10か国と組入上位10業種

先進国といえども、アメリカが70%です。また組入銘柄は1位がソフトウエアが11%ですが、その他は比較的分散された形になっています。

・組入上位10銘柄

GAFAMの割合は13,14%程度でそのほかはよく分散された銘柄構成になっています。

さんぺぐ

この銘柄は、eMAXIS Slimシリーズのひとつで業界最低水準の運用コストを目指し続けることを宣言しています。言い換えると、常に最もお得に投資できる銘柄であり続けるということです。また、eMAXIS Slimには受益者還元型信託報酬という仕組みがあります。純資産総額(投資信託の運用資金)が大きくなるほど、運用コストが安くなるので、さらにお得なのです。
<受益者還元型信託報酬>
純資産額が500億円未満の部分 ⇒ 信託報酬0.1023%
純資産額が500億円以上1,000億円未満の部分 ⇒ 信託報酬0.100595%
純資産額が1000億円以上の部分 ⇒ 信託報酬0.09889%

2.eMAXIS Slim先進国インデックスファンドのメリットとデメリット

次にeMAXIS Slim先進国インデックスファンドのメリットについてお伝えしたいと思います。

eMAXIS Slim先進国インデックスファンドのメリット

信託報酬が0.1023%でコストが圧倒的に安い

守りの資産運用であれば0.5%以下の信託報酬にしたいところですが、0.1%程度と圧倒的に安いレベルにあるかと思います。

日本国内や新興国への投資は必要ないと考える方は先進国のみに投資が幅広く可能

日本国内はご存じの通り、人口が減少しており、もはや大きな成長が見込めない企業群で固められています(ただし利益を出せる企業はまだまだ多い) 逆に新興国はまだ不安定要素も強く不安要因が多く残されています。その中で安定的に成長が見込める22か国の先進国のみに投資ができるというメリットは大きいと考える方は多いのではないでしょうか。

逆にeMAXIS Slim先進国インデックスファンドのデメリットについてお伝えしたいと思います。

eMAXIS Slim先進国インデックスファンドのデメリット

投資対象国として中国、台湾、日本を除いてしまうことで今後の成長性が落ちてしまう可能性がある

eMAXIS Slim先進国インデックスとeMAXIS Slim全世界株式インデックスファンドの組み入れ上位10か国を比較すると以下になります。


先進国株式
全世界株式
アメリカ69.2%アメリカ57.9%
イギリス4.6%日本6.2%
フランス3.6%中国4.6%
カナダ3.5%イギリス3.9%
ドイツ3.0%フランス3.1%
スイス3.0%カナダ3.0%
オーストラリア2.2%ドイツ2.5%
オランダ1.4%スイス2.5%
スウェーデン1.2%オーストラリア1.9%
香港1.0%台湾1.7%

これはメリットとの逆なのですが、やはり成長著しい中国、インド、台湾等を除いてしまうのはもったいないかもしれません。また日本も衰退しているとはいえ、2020年度も世界第3位のGDPを誇っていることもありこの4か国を外してしまうデメリットは今後の10年を考えれば大きいかもしれません。

さんぺぐ

圧倒的に信託報酬が安いのは大きなメリットですね。投資の対象国選定についてはご本人の考え次第なのかなと思います。「先進国」という枠組みがここ10年で急激に変わるとは思えませんので10年間はまだまだ先進国のみの成長は大きいとは思います。

3.eMAXIS Slim先進国インデックスファンドと競合のニッセイ外国株式インデックスファンドの比較

ここでは、eMAXIS Slim先進国インデックスファンドと競合のニッセイ外国株式インデックスファンドの比較をしてみたいと思います。

eMAXIS Slim先進国インデックスファンドニッセイ外国株式インデックスファンド
設定日2017/02/272013/12/10
純資産額2274億円3069億円
信託報酬0.1023%0.1023%
1年リターン46.01%46.02%
3年リターン16.12%16.11%
2021年7月データ
さんぺぐ

eMAXIS Slim先進国インデックスファンドは、ニッセイ外国株式インデックスファンドよりも3年ほど遅く開始したのにもかかわらずeMAXIS Slimシリーズの人気もあり、純資産額では猛追していますね。信託報酬も、リターンもほぼほぼ同じですが、eMAXIS Slim先進国の方が、受益者還元型信託報酬という仕組みを導入してることもあり、純資産総額(投資信託の運用資金)が大きくなるほど、運用コストが安くなるため、これからはよりリターンにおいて差がでるかもしれません。

4.まとめ

ここまでeMAXIS Slim先進国インデックスファンドについて話をしてきましたので最後にまとめたいと思います。

まとめ

・eMAXIS Slim先進国インデックスファンドとは日本を除く先進国22ヵ国に上場する大・中型株のうち、約1,300銘柄を採用し、時価総額でみて市場の約85%をカバーするMSCIコクサイ・インデックスに連動する投資成果を目指すインデックスファンドです。
・eMAXIS Slim先進国インデックスファンドのメリットは、信託報酬が0.1023%でコストが圧倒的に安い。先進国のみに投資が幅広く可能。一方でデメリットは、投資対象国として中国、台湾、日本を除いてしまうことで今後の成長性が落ちてしまう可能性がある。
・eMAXIS Slim先進国インデックスファンドと競合のニッセイ外国株式インデックスファンドの比較すると、ほぼ同じ信託報酬とリターンであるが、eMAXIS Slim先進国の方が、受益者還元型信託報酬という仕組みを導入してることもあり、純資産総額(投資信託の運用資金)が大きくなるほど、運用コストが安くなるため、これからはよりリターンにおいて差がでるかもしれない。

さんぺぐ

先進国投資を選ぶ上ではeMAXIS Slim先進国インデックスファンドは魅力的ですね。格安の信託報酬と純資産額の大きさ、そして現在の先進国投資を受益者還元型信託報酬という仕組みでコスト圧縮。守りの資産運用先の一つとして考えるのがおすすめです。

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