CXSE 構成銘柄は中国最強を集めた170銘柄 ナスダックに匹敵する強リターン

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CXSEは中国の成長性の高い「民間」企業のみに投資対象を絞ったETFになります。

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・中国の新しいエコノミーに興味があり、そのトレンドを知りたい方
・中国の個別株投資をするのではなく中国全体に投資をしたいと考えている方
・中国の個別銘柄にも配慮して投資をしたいと考えている方

まよい子

中国ってなんか怖い…社会主義国だし、国営企業がほとんどだと思うし米国以上の可能性ってあるのかな??

さんぺぐ

中国銘柄への投資は、カントリーリスク(政府の介入)が大きいのですが、将来性が高く、これからの市場を大きくしていくのは中国だと私は考えています。人口は世界一であり14億人もの人がおり、その市場価値はGDPでは世界第二位です。長期的には世界のGDPでは米国に次ぐ第2位ですが、いずれは中国の存在は年々上昇していくでしょう。今回はそんな中国を代表するETFについて解説をします。

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目次

なぜ、中国のニューエコノミーは重要なのか?

中国では規制が未整備であることから、新しいテクノロジー領域がどんどん試されて採用されています。スマホ決済、自動運転、人工知能(AI)、ブロックチェーン、ドローン、音声認識など多くのテクノロジーが世界に先駆けて実用化され、社会の仕組みを変えようとしています。

また、10年前の中国の時価総額ランキングでは従来のエネルギーや銀行などの国有企業がTOP10に入っていましたが、今ではテクノロジー企業のWechatを代表する「テンセント」、AlipayやタオバオなどのECを担う「アリババ」、中国最大手の検索エンジンを持つ「バイドゥ」、金融面でのITとの融合を図る中国平安保険など、時価総額TOP10はほぼテクノロジー企業が独占するようになりました。

さんぺぐ

私もコロナ前に中国に3度ほど訪問しましたが、どこでもスマホ決済、スマホでテーブルオーダー、無人コンビニが実用化されており、またコロナ前からモバイルオーダーデリバリーはかなり活発化していました。テクノロジーの実用化は世界の3,4年先を進んでいることもあり、14億人の人口への内需拡大はまだまだこれからだと思います。

CXSEとは?

CXSEとは、正式名称は「ウィズダムツリー中国株ニューエコノミーファンド」といい、中国の成長性の高い「民間」企業170社に投資対象を絞ったETFです。

さんぺぐ

CXSEは高い成長性を維持するために「国営」企業は投資対象とはしていません。中国は共産主義国家であるため多くの国営企業が存在しますが、民間に比べて効率的な運営はされておらず、成長性も低い傾向です。

概要:CXSE

設定開始日:2012年9月19日
純資産額:9350億ドル(約102兆円)
経費率:0.32%
セクター別割合:テクノロジーが40%弱、一般消費財が18%、金融12%、ヘルスケア10%・・・となっています。テクノロジー領域の割合が高いですね。政府系企業が多い金融やエネルギーのセクター比率が低いことがわかります。

構成銘柄割合:テンセントが12%弱、アリババ6%弱、美団が5%、JD.comが3%・・・バイドゥ2%、NIO2%と中国の有名企業がずらっとTOP10に入っていますね。それでもTOP10で40%程度ですので、170銘柄に広く分散されている印象を持ちます。

さんぺぐ

CXSEは中国のTOP成長企業に投資するのは最適かもしれませんね。人口規模は世界TOPの14億人(2020年)であり、米国が3億人規模であるので、約4倍規模です。ここ10年は変わらないかもしれませんが20年、30年後は間違いなく消費大国の中心は中国に移っていくことは確かでしょう。

CXSEのメリットとデメリットとは?

次に CXSE のメリットについてお伝えしたいと思います。

CXSE のメリット

CXSEリターンはナスダックを凌駕するときがある

過去5年間は平均16%と高い成長を見せています。

下記は、2016年~2021年初めまでの5年間におけるCXSEとナスダック100の代表的ETFであるQQQについて株価チャートで比較したものになります

CXSE:青 QQQ:緑

ある一定期間の過去5年間を切り取ればナスダック100のQQQを凌駕することもあります。とはいえ、2021年の後半は大きく下げていることもあり中国でのカントリーリスクにより上下での動きは激しいかと思います。

経費率が 0.32% と低く、純資産額も 9350億ドル(約102兆円) と大きい。

経費率は0.5%以内であれば安く、CXSEは0.32%ということでお手頃な料率かと思います。
またCXSEに関してはここ1年で大きく純資産額が9000億ドルまで増加しており人気化していますね。

逆にCXSEのデメリットについてお伝えしたいと思います。

CXSEのデメリット

中国のカントリーリスク(政府による介入)の影響が大きい

中国は政府の力が絶大であり、政府の意向に沿えない企業は潰されてしまう可能性すらあります。
以前は、中国政府によるアリババへの締め付け強化でアリババ株が10%以上暴落することがありました。
中国株はどうしても、このカントリーリスクの影響を避けることができないことがデメリットになります。

カントリーリスクをどう捉えるのか?

カントリーリスクに対してどう捉えるのかを考えたいと思います。
下記はCXSEについて過去5年を2021年10月までの株価チャートで表示すると以下のようになります。

CXSE:青色

2021年2月頃に頂点をつけた後に最大で―30%以上下落をしています。その理由は下記のニュースにあるように規制強化という政府による介入が大きく入ったことで影響を受けていることがわかります。

2021年7月26日 中国の教育銘柄が総崩れ、規制強化で半値以下に
【香港=木原雄士】26日の香港株式市場で、中国の教育関連銘柄が大幅に下落した。中国共産党と国務院(政府)が小中学生を対象とした学習塾の規制強化策を公表し、事業に大きな打撃になるとの見方が広がった。(日経新聞Web)

2021年10月5日 香港株寄り付き 続落、ネット株が大幅安 不動産株の売停相次ぐ
【NQN香港=須永太一朗】5日の香港株式相場は続落して始まった。ハンセン指数の始値は前日比264.72ポイント(1.10%)安の2万3771.65で、その後も前日に付けた年初来安値を下回って推移している。前日の米国株安に加え、不動産大手、中国恒大集団の経営問題への懸念も引き続き根強い。幅広い銘柄にリスク回避目的の売りが出ている。指数の下落率は1.5%に迫る場面もあった。 (日経新聞Web)

中国においては政治と経済のつながりは他国に比べてより強い結びつけをしているといっても過言ではないでしょう。
カントリーリスクに対してはやはり中国の政治動向を常にウォッチし続けることが重要だと考えます。そして一旦規制強化が始まったら一旦身を引いて規制圧力が弱まるタイミングでまた入り直すのが正解かもしれません。

さんぺぐ

中国株は、人口世界一の14億人、GDP第2位という背景の元において、伸びていくことは確かですがこのカントリーリスクはどうしても避けられないハードルですね。投資のすべてを中国株は難しいかもしれませんがポートフォリオの数%であれば将来を考えた投資と考えて持つことは大いにありかと思います。

まとめ:中国の人口の大きさが経済の大きさを形作る

ここまでCXSEについて話をしてきましたので最後にまとめたいと思います。

まとめ

中国のニューエコノミーが重要である理由は、 中国では規制が未整備であることを背景にスマホ決済、自動運転、人工知能(AI)、ブロックチェーン、ドローン、音声認識など多くのテクノロジーが世界に先駆けて実用化され、中国の社会の仕組みを変えようとしています。
・ CXSEとは、正式名称は「ウィズダムツリー中国株ニューエコノミーファンド」といい、中国の成長性の高い「民間」企業170社に投資対象を絞ったETFです。
・ CXSE のメリットは、 CXSEリターンはナスダックを凌駕するときがあり、 経費率が 0.32% と低く、純資産額も 9350億ドル(約102兆円) と大きいこと。
・ CXSEのデメリットは 中国のカントリーリスク(政府による介入)の影響が大きい。この影響で株価が急降下してしまう可能性が大いにあること
カントリーリスクに対してはやはり中国の政治動向を常にウォッチし続けることが重要だと考えます。そして一旦規制強化が始まったら一旦身を引いて規制圧力が弱まるタイミングでまた入り直すのが正解かもしれません。

さんぺぐ

レバレッジ投資、ビットコイン、中国株投資といった投資はボラティリティが激しいからということで一律に批判されることは多いのですが、ポートフォリオの数%を所持しておくことであるタイミング跳ねたときに、全体のパフォーマンスを大きく上げる効果があります。大きく落ち込んでいるときがありますが、将来の20年先、30年先はまた大きくパフォーマンスをあげるときがある日突然くるのです。中国株投資はファンダメンタルズを見れば、人口世界一、GDP第二位であり、あと10年経過すればGDPは第一位になるのは遠くない未来です。その時の大きな利を得ることができればものすごい価値を生み出すことは想像に難しくないかと思います。ぜひ毛嫌いせずに十分観察してご検討ください。

さんぺぐ

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