CURE ヘルスケア最強レバレッジ3倍ETF SPXLを凌駕!10年で20倍に伸長!ディフェンシブでリスクヘッジが可能

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・歴史的な割安な銘柄が多い米国ヘルスケアカテゴリーに投資したいと考えている方
・バリュー銘柄としてのディフェンシブな銘柄を持ちたいと思っている
・レバレッジをかけて資産を大きく増やしたいと思っている方

まよい子

SOXL,TECL,SPXLと様々なレバレッジ3倍商品を見てきたけどどれもオフェンシブで攻める銘柄で構成されているよね。逆に安定的でディフェンシブな銘柄で構成されたレバレッジ商品はないんですかね?

さんぺぐ

医療(ヘルスケア)はもっともディフェンシブで安定した分野です。
米国の医療費年間330兆円と言われる世界で最も大きなマーケットです。米国の人口は日本の約3倍で、自己破産件数は日本の約7倍です。そしてその米国の破産のトップの理由は高額医療費請求なのです。それゆえに米国のヘルスケア産業は巨大であり人々の生活の基盤になっていることもあり、長期的な安定した需要が見込まれます。今回はその需要に大きく投資をしようという意味で「CURE(ディレクション・デイリー・ヘルスケア・ブル3倍ETF)」について紹介したいと思います。

目次

1.CUREとは?

CUREの正式名称は、「ディレクション・デイリー・ヘルスケア・ブル3倍レバレッジETF」です。米国のヘルスケアセクター株指数(ヘルスケアセレクトセクター・インデックス(IXVTR))の日時運用実績の値動きの3倍を目指すレバレッジ型の米国ETFです。

※ヘルスケアセレクトセクター・インデックス(IXVTR)とは?
S&P500構成銘柄のうち、ヘルスケアセクター銘柄(63銘柄)に連動する指数※ヘルスケア機器、医療提供者とサービス、バイオテクノロジー、ライフサイエンスツール等 S&P500の中のヘルスケア銘柄に投資。

CUREの概要

運用会社:Direxion社
設定日:2011年06月15日
純資産額:176億円(1.6億ドル)
出来高(株数):47,864株
経費率:0.95%
セクター別割合:ヘルスケア100%
上位10銘柄:J&Jが約10%、ユナイテッドヘルスが8%、ファイザー、メルク、アッビィがそれぞれ4%と上位10銘柄で約50%弱程度を占めています。そもそもの銘柄数が63銘柄に限定されるので割合としては高いですね。

Direxion社より
さんぺぐ

まず、CUREの構成銘柄はS&P500により厳選されているものだという事実が重要です。良質な銘柄で構成しているからこそ信じられる成長かと思います。またすでに10年経過しているということで信頼できるETFですね。構成銘柄は長く会社として存在している有名な医療会社が集まっており、安心して持ち続けられる銘柄で構成されていますね。

2.CUREの魅力とリスクについて

次にCUREの魅力についてお伝えします。

CUREの魅力(メリット)とは?

過去10年では株価は20倍、SPXLを超えるパフォーマンスを出している

過去10年のリターンを見ると、累積で設定来の2011年6月からおよそ1170%増となっています。SPXLを超えるリターンが出ていることがわかります。年率ではCUREは年率32.9%でSPXLが23.9%になりますのでCUREのほうが優れているということがわかります。また株価は、10年で20倍と大きく拡大しています。

CURE:青色 SPXL:緑色

次にCUREのリスク(デメリット)についてお伝えします

CUREのリスク(デメリット)とは?

ポイント1.経費率が高い

経費率はレバレッジ商品ということもあり、0.95%と1%近いコストになります。
長期で持てばもつほどコストはかかるということが言えるでしょう。

ポイント2.レバレッジ特有の逓減性のリスクあり

逓減性とは、何もしなくてもその価値が落ちていってしまうことをいいいます。他のレバレッジ商品と同様に、株価が停滞および下降していくと1日に対するレバレッジが3倍かかりますので、下降する量も3倍になり、どんどんその投資金額は目減りしていってしまうことになります。

ポイント3.他の3倍レバレッジのETFと比較して総資産額が少なく、流動性が低い

銘柄総資産出来高
CURE1.6億ドル          47,864        
FAS34億円ドル1,605,135
TECL21億円ドル1,104,062
SPXL23億円ドル3,100,410
bloombargより

上記の図のように他の有名なレバレッジETFと比べると、規模が小さく、流動性が低いことが不安を感じます。これは何を意味しているのかというと、期待した価格以外で高値で買ってしまったり、安く売れてしまったりということがあるため考慮しておくべきことでしょう。流動性が低いETFや個別株は成行ではなく、指値で購入するとよいかもしれません。

さんぺぐ

CUREは、GAFAMの伸長の恩恵を受けるS&P500の3倍レバレッジのSPXLを上回る結果は驚きました。ポテンシャルを感じると共に医療分野に関しては継続的に伸長していくことからこれから伸びていくことが想定されますね。一方で、デメリットは、レバレッジ特有なものに加えて、規模が小さいことや流動性の低さがこのCUREの弱点と言えるところでしょう。

3.CUREとその他ヘルスケアETF(レバレッジ無)の比較について

次にCUREとレバレッジ無のヘルスケアETF「VHT(バンガード・米国ヘルスケア・セクターETF)」および「XLV(ヘルスケア・セレクト・セクター SPDR® ファンド)」について比較をしてみました。

CURE        VHT
(バンガード・米国ヘルスケア・セクターETF)  
XLV
(ヘルスケア・セレクト
・セクター SPDR® ファンド)       
運用会社Direxionバンガードステート・ストリート
設定日2011年06月15日2004年1月30日1998年12月22日
純資産額1.6億ドル148億ドル270億ドル
出来高47,864113,1256,958,093
分配金0.03%1.04%1.28%
経費率0.95%0.10%0.12%
レバレッジ3倍なしなし
特徴S&P500の中のヘルスケア63銘柄に分散投資全銘柄数は452銘柄でヘルスケア全体に広く分散投資63銘柄のヘルスケアセクターに広く分散投資
Blooombergより

次にここ1年間のパフォーマンスを見ると以下のようなチャートになりました。

CURE:青色 VHT:紫色 XLV:緑色

さんぺぐ

CUREは、VHT、XLVを比較すると、1年間のパーフォーマンスは圧倒的に高いですね。ただし純資産額と出来高は、VHTやXLVと比較すると圧倒的に小さいことがわかります。VHTとXLVとは、構成銘柄においても、パフォーマンスにおいてもあまり違いがないことから、単にレバレッジ3倍という部分が大きくパフォーマンスに影響をしているのではないかと思います。

まとめ:医療のニーズは高まるばかり。CUREは規模の拡大がこれからは重要!

ここまで、CUREについて解説してきましたのでまとめてみたいと思います。

まとめ

1.CUREの正式名称は、「ディレクション・デイリー・ヘルスケア・ブル3倍レバレッジETF」です。米国のヘルスケアセクター株指数(ヘルスケアセレクトセクター・インデックス(IXVTR))の日時運用実績の値動きの3倍を目指すレバレッジ型の米国ETFです。
2.CUREの魅力は過去10年では株価は20倍、SPXLを超えるパフォーマンスを出していること。CUREのリスクは、レバレッジ特有のリスクに加えて純資産額の小ささと出来高の低さがある。
3.CUREは、VHT、XLVを比較すると、1年間のパーフォーマンスは圧倒的に高い。しかしそのパフォーマンスの高さはレバレッジ3倍の効果が出ていると思われる。

さんぺぐ

冒頭でお話をしたように、米国の医療費年間330兆円と言われる世界で最も大きなマーケットであり、今後も、高齢者の人口が増えていきますので、医療のニーズはますます高まることが予想されます。現状、ヘルスケアセクターのPERは1999年がピークの約30倍でしたが、2021年現在は約半分のPERで推移しており、割安な局面にあります。CURE自身は、規模がまだ小さく、出来高も小さいのでこれから大きくなることを予想して今から仕込んでおくこともよい方法かと思います。ぜひポートフォリオの一部としてご検討ください。

さんぺぐ

本日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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