2018年設定開始以来、わずか3年程度で純資産5000億を突破。S&P500系商品の中では純資産額がNo.1となっています。
・巷で大人気のeMaxis Slimシリーズとは何かを知りたい方
・全世界や先進国の投資信託を購入しているけれども、成長著しい米国株式に興味がある方
・結局世界の投資先の大半はアメリカ(米国)が中心ではないのかと気づいている方
投資先は全世界がいいの?米国がいいの?なんか全世界投資にできると分散されていいのではないかと思うんだけど…
実は、全世界投資は米国に56.1%とほぼ集中投資しているのと同じなんだ。それぐらい米国投資は世界の中心なんだよね。その中でもS&P500は米国投資の王道であり、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)が最もその中で人気のある投資商品です。
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eMAXIS Slim米国株式(S&P500)インデックスファンドとは何か?
「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)インデックスファンド」は、米国大型株で構成するS&P500指数に連動することをめざすインデックスファンドです。
eMAXIS Slimという冠のついた投資信託商品はたくさんあります。このeMAXIS Slim(イーマクシススリム)というブランドは「業界最低水準の運用コストを将来に渡ってめざし続ける」ということを謳い文句としています。つまり信託報酬をを限りなく業界最低水準にすることを強調しているのです。
設定日:2018年7月3日
純資産額:5286億円
信託報酬:0.0968%
組入上位10業種と組入上位10銘柄
・業種を見ると、上位3業種はソフトウェアサービス系が14%、メディア娯楽が10%、テクノロジーハードウェアが7.5%となっており、全体としても分散された印象です。
・銘柄を見ると、GAFAMが20%程度で、その他の495銘柄は広く分散されています。
全世界投資のeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の組み入れ国を見ると、アメリカが56.1%と半分以上はアメリカ(米国)。先進国投資のニッセイ外国株式インデックスファンドの組み入れ国を見ると、アメリカが72%となっています。つまり、ほぼアメリカ一国の力は絶大でありアメリカへの投資をすることが最適解であることは明白ですね。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)のメリットとデメリットとは?
次にeMAXIS Slim米国株式(S&P500)のメリットについてお伝えしたいと思います。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)のメリット
これは、S&P500投資商品の中でも群を抜いて安い部類にはいりますね。コストが安ければ長期投資が可能なためつみたてNISAはもちろんのこと、iDecoでもぜひ利用していきたい投資商品になります。
eMAXIS Slimには受益者還元型信託報酬という仕組みがあります。純資産総額(投資信託の運用資金)が大きくなるほど、運用コストが安くなるので、さらにお得なのです。
<受益者還元型信託報酬>
純資産額が500億円未満の部分 ⇒ 信託報酬0.1023%
純資産額が500億円以上1,000億円未満の部分 ⇒ 信託報酬0.100595%
純資産額が1000億円以上の部分 ⇒ 信託報酬0.09889%
逆にeMAXIS Slim米国株式(S&P500)のデメリットについてお伝えしたいと思います。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)のデメリット
S&P500株価指数は多数の銘柄を対象にしているため、個別株よりも値動きが緩やかになる傾向にあり、極端に価格が変動することはあまりありません。そのためリスクを抑えつつ長期的に資産を運用するには向いていますが、逆をいえば短期的に大きなリターンを望むことは難しいのです。
メリットの純資産額が3年程度で5000億円突破はすごいですね。運用停止になるようなことはまずないでしょう。デメリットは、S&P500商品すべてにいえることですので、気にしないでよいですね。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)のライバルは?S&P500ランキング発表
さて、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)に対して他のライバルとなるS&P500に連動する米国株式インデックスファンドはあるのでしょうか。下記は信託報酬(税込み)の安い順に並べたTOP10のランキングになります。
順位 | ファンド名 | 純資産 | 信託報酬(税込) |
1 | SBI・V・S&P500インデックスファンド | 2544億 | 0.0938% |
2 | eMAXIS Slim米国株式(S&P500) | 5286億 | 0.0968% |
3 | つみたて米国株式(S&P500) | 5億 | 0.2200% |
4 | Smart-i S&P500インデックス | 13億 | 0.2420% |
5 | iFree S&P500 インデックス | 300億 | 0.2475% |
6 | NZAM・ベータ S&P500 | 0.7億 | 0.2673% |
7 | iシェアーズ 米国株式インデックス・ファンド | 75億 | 0.4125% |
8 | 米国株式インデックス・ファンド | 106億 | 0.4950% |
9 | 農林中金<パートナーズ> つみたてNISA米国株式 S&P500 インデックスファンド | 43億 | 0.4983% |
10 | 農林中金<パートナーズ>米国株式 S&P500 インデックスファンド | 20億 | 0.6083% |
この表をみると、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は、手数料率でSBI・バンガード・S&P500インデックスファンドにわずか0.003%劣りますが、ほぼ同じぐらい安い低コストです。そして、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の純資産残高は5286億円と他を圧倒するぐらいに安定していますよね。SBI・V・S&P500インデックスファンドはSBI証券のみでしか買えませんが、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)はその他の証券会社でも購入可能です。
まとめ: S&P500を買うならeMAXIS Slim米国株式(S&P500)で決まり!
ここまで〇〇について話をしてきましたので最後にまとめたいと思います。
・「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)インデックスファンド」は、米国大型株で構成するS&P500指数に連動することをめざすインデックスファンドです。
・eMAXIS Slim米国株式(S&P500)のメリットは、信託報酬が0.0968%でコストが圧倒的に安さと、eMAXIS Slimの受益者還元型信託報酬という仕組みで運用コストが安くなる。
・eMAXIS Slim米国株式(S&P500)のライバルはSBI・V・S&P500だが、純資産額として大きさ差をつけており、人気度はeMAXIS Slim米国株式(S&P500)が圧勝している。
私の体験談を話せば、全世界では広すぎる分散投資、先進国でも比較的広い。世界で最も成長している米国に分散投資したい、でも米国の個別株までは手を出せないから、アメリカの時価総額の80%をカバーしているS&Pの500社に対して投資をしようという結論になりました。
中長期的に資産を増やすならば、つみたてNISA、ジュニアNISA等の非課税口座にはこのeMAXIS Slim米国株式(S&P500)はおすすめできる投資信託商品ではないかと思います。ぜひお持ちの証券会社で購入を検討してみてください。