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「特定国ではなく、安定した世界投資への投資を考えたい方」
「地域影響のある戦争や経済に影響を考えなくても投資できる方法を考えたい方」
「世界全体の経済成長を信じている方」
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世界中で地域紛争やら社会や経済の問題など発生しているけれども、その地域地域で影響を受けない投資先ってないかしら?
全世界株式投資は、特定の地域の経済や社会、紛争などの影響は小さく、全世界の経済成長を包括して投資できる方法なんだ。その中でも最近でてきたSBI・V・全世界株式インデックスファンドは、手数料が業界最安で安心して長期投資できる対象ですね。
SBI・V・全世界株式インデックスファンドとは?
SBI・V・全世界株式インデックスファンドとは、主としてバンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)を投資対象としてFTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(円換算ベース)に連動する投資成果をめざす投資信託です。
バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)について以前の下記の記事で取り上げていますので合わせてご覧ください。
概要:
設定日:2022/01/31
純資産額:71億円
信託報酬率:0.1338%
国別の割合:アメリカが60%、次に日本で6%と続きますが、イギリス、中国、カナダ、フランスと先進国、新興国で残りの40%は構成しています。
組入銘柄割合:GAFAMが10%前後を占めており、残り90%はアメリカを中心とした世界の多様な投資先となっています。
全世界投資は、全世界といえども、アメリカ60%でGAFAM10%という割合で投資がされており、コアとなるのはアメリカであり、大手GAFAMが中心であることがよくわかるでしょう。
SBI・V・全世界株式インデックスファンドのメリットとデメリット
次にSBI・V・全世界株式インデックスファンドのメリットについてお伝えしたいと思います。
SBI・V・全世界株式インデックスファンドのメリット
下記は、VT系の投資信託になります。
VT系投資信託 | 信託報酬率 |
SBI VT | 0.1388% |
楽天VT | 0.202% |
逆にSBI・V・全世界株式インデックスファンドのデメリットについてお伝えしたいと思います。
SBI・V・全世界株式インデックスファンドのデメリット
設定日が2022年とまだ新しく、業界最安の信託報酬率としてもまだSBI・V・全世界株式の魅力を見出すことが難しいですね。ただ、設定日から2か月経過の段階で70億もの純資産額を集めていることから人気の投資商品であることは間違いないでしょう。
全世界への投資をする上では長期投資をする人も多いかと思いますので手数料率が低いというメリットは大きいですね。
SBI・V・全世界株式インデックスファンドとその他の全世界投資系の投資信託と比較
SBI・V・全世界株式インデックスファンド以外には同じVTを指標とする楽天・全世界株式インデックス・ファンドや投資銘柄数が異なるSBI全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま)、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)がございます。これら4つを下記では比較をしてみました。
SBI・V・全世界株式(通称:SBI VT) | 楽天・全世界株式インデックス・ファンド (通称:楽天 VT) | SBI全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま) | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | |
設定日 | 2022年01月31日 | 2017年9月29日 | 2017年12月06日 | 2018年10月31日 |
純資産額 | 71憶円 | 1734億円 | 570億円 | 4929億円 |
信託報酬率 | 0.1338%(税込) | 0.202%(税込) | 0.1102%(税込) | 0.1144%(税込) |
特徴 | 世界の8800銘柄に分散投資 ※本家の米国ETFの全世界投資のVTの投資信託版 | 世界の8800銘柄に分散投資 ※本家の米国ETFの全世界投資のVTの投資信託版 | 世界の6000銘柄以上に分散 | 大型中型を中心に世界の3000銘柄に分散 |
・全世界向けの投資信託の一番人気は、純資産額が最も大きいeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)です。
・信託報酬率はSBI全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま)とeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)が0.11%台ということで最も安くなっています。ただ、SBI・V・全米株式インデックスファンドもそこまで変わりはない低さだと思います。
次に、楽天・全世界株式インデックス・ファンドとSBI全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま)とeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の3つを並べて出した株価チャートを出してみました。※SBI・V・全米株式インデックスファンドは期間が短いため除きました。
・ほぼ同じ曲線を辿っていますが、ややeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)が純資産額の大きさからパフォーマンスを少し上げている印象が見て取れます。
全世界株式投資については、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)が圧倒的な人気であることがよくわかります。ただVT系である楽天とSBIに関しては8800銘柄への超分散投資を実施していることでリスクヘッジは最も効いているのではないかと思います。
まとめ:これからのSBI・V・全世界株式インデックスファンドへ期待!
ここまでSBI・V・全世界株式インデックスファンドについて話をしてきましたので最後にまとめたいと思います。
・SBI・V・全世界株式インデックスファンドとは、主としてバンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)を投資対象としてFTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(円換算ベース)に連動する投資成果をめざす投資信託です。
・SBI・V・全世界株式インデックスファンドのメリットは、全世界投資(VT)において業界最安0.1388%の信託報酬率であること。デメリットは、まだ設定日が新しいこともあり、SBI・V・全世界株式の魅力が伝わらわないこと。
・SBI・V・全世界株式インデックスファンドとその他の全世界投資系の投資信託と比較してみると、一番人気は、純資産額が最も大きいeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) ただVT系である楽天とSBIに関しては8800銘柄への超分散投資を実施していることでリスクヘッジは最も効いているのではないかと思います。その中で手数料率が最も安いSBI・V・全世界株式インデックスファンドは今後に期待したい。
SBI・V・全世界株式インデックスファンドは、設定開始から2か月で純資産額が70億円を超える規模になっており、今後人気化していく可能性があります。オールカントリーとは大きな差がついていますが、SBI証券が満を持して出したSBI・Vシリーズの要でもあるため今後の動向に期待したいところです。
本日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。